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ガーネット|情熱と実りを育てる1月の誕生石
天然石辞典

ガーネット|情熱と実りを育てる1月の誕生石

古来より神聖な石として扱われてきたガーネット。古代エジプトではファラオのアクセサリーに使われ、旧約聖書でも祭司の胸当てに使う記述があります。

近代ではグリム童話にも登場(キャベツろば、漁師とおかみなど)。現代では結婚18周年記念をガーネット婚式と呼ぶ一方で、硬度に対して比較的安価であることから研磨剤として使われることもあります。

赤のイメージが強いガーネットですが、紫、オレンジ、緑とカラーバリエーションに富んだ鉱物です。

ガーネットの語源・由来

石名読み鉱物名
ガーネットがーねっとガーネット
和名英語表記鉱物グループ
柘榴石、石榴石garnetガーネット
別名・表記ゆれ
ざくろに似ていることから、ラテン語で「granatum(ざくろ、種の、粒の)」。

パワーストーンとしてのガーネット

パワー・意味
豊穣、開花、可能性の種まき、火の氣調整、土の氣
石言葉
真実、情熱、繁栄、実り、忠誠、変わらぬ愛、友愛
誕生石
1月
誕生日石
1月1日、2月9日、2月19日、2月23日、4月11日、5月19日、6月4日、6月9日、7月16日、7月29日、8月2日、8月26日、10月13日、11月12日、11月22日、12月23日
陰陽五行
九星
浄化・お手入れ
太陽光
月光
クラスター
セージ
音叉

伝説や歴史

紀元前4~5世紀頃に成立したとされる旧約聖書の出エジプト記では、祭司の胸当てに埋め込む12の宝石のひとつにガーネットが含まれています。さらに遡ると、紀元前18世紀ごろの古代エジプトではクヌムト王女のガーネットを使った襟飾りが発見されており、古来から重用されてきた宝石であることが分かります。

なお、Wikipediaを含むウェブ上のガーネットを説明するページの多くで「ガーネットはノアの方舟の照明として使われ闇を照らした」という旨の記載が見られますが、旧約聖書の該当箇所(創世記 第6~9章)を確認したところ、そのような記述は見られませんでした。

16世紀に目撃されたという伝説の生物「カーバンクル」の額には真紅の宝石がついており、これはガーネットやルビーと考えられています。また、ここから転じてガーネットやルビーをカーバンクルと呼ぶこともあるようです。

ガーネットが「変わらぬ愛」を意味することから、結婚18年目はガーネット婚式と呼ばれます。お祝いにはガーネットのアクセサリーや赤ワインを贈るのが良いでしょう。

鉱物としてのガーネット

鉱物名光彩効果結晶系
ガーネット立方晶系
硬度屈折率複屈折量
6.5 - 7.51.73 - 1.89
比重分散度多色性
3.1 - 4.30.027なし
条痕光沢弱点
ガラス光沢内包物がある場合、超音波洗浄
組成式
A3B2(SiO4)3 または A3B2C3O12 A = Ca、Fe、Mn B = Al、Cr C = Si、Al、Fe
主な産地
インド、ブラジル、マダガスカル、スリランカ、ケニア、中国、タンザニア、日本、アメリカ、オーストラリア、ロシアなど
カラー
レッド、パープル、オレンジ、グリーン、ブラック
分類
ケイ酸塩鉱物
似ている石
ルビー、レッドスピネル

鉱物としての特徴

硬度の高さから、小さな粒状にして「金剛砂(こんごうしゃ)」という名の研磨剤として使われることもあります。

ガーネットは、ケイ酸塩鉱物のグループ名。ガーネットは鉱物学的には16種類からなり、宝石として取り上げられるのは6種類(パイラルスパイト系列、ウグランダイト系列)です。

赤色系のガーネットはパイロープ、アルマンディン、スペサルティンガーネットがあり、パイラルスパイト系列と呼ばれています。これらは端成分にあたり「アルマンディン~パイローブ」「パイローブ~スペサルティン」のように2つの端成分の中間タイプが存在します。

アルマンディンガーネット (鉄礬柘榴石・てつばんざくろいし)

一般的な赤いガーネットは、これにあたります。

パイローブガーネット (苦礬柘榴石・くばんざくろいし)

パイローブとアルマンディンの中間に当たる赤紫色のガーネットはロードライトガーネットと呼ばれています。

スペサルティンガーネット (満礬柘榴石・まんばんざくろいし)

マンダリンガーネットと呼ばれる明るいオレンジ色のガーネットもスペサルティンに含まれます。 次にウグランダイトと呼ばれる緑色系のグループは、ウバロバイト、グロッシュラー、アンドラダイトからなります。緑色系とされていますが、オレンジ系や黒も含まれます。グロッシュラーとグロッシュラーガーネットは混ざることがありますが、ウバロバイトは他の端成分と混ざり合うことはありません。

ウバロバイト (灰クロム柘榴石・かいくろむざくろいし)

結晶がとても小さい為、加工品になることはほとんどありません。

グロッシュラーガーネット (灰礬柘榴石・かいばんざくろいし)

グロッシュラーガーネットの中でもオレンジ系の色合いのものはヘソナイトガーネットと呼ばれます。東アフリカの一部の地域で採れる明るい緑色のグロッシュラーガーネットはツァボライトと呼ばれています。

アンドラダイトガーネット (灰鉄柘榴石・かいてつざくろいし)

アンドラダイトガーネットの中でも黄緑~緑色のものはデマントイドガーネットと呼ばれています。他にも黄色系のトパーゾナイト、黒色のメラナイトなどがあります。 奈良の天川村で採れるレインボーガーネットはアンドラダイトにあたります。

評価基準

ガーネットはあまりに種類が多い石なので一概に言えませんが、基本は色味です。鮮やかさが評価基準となります。次いで、透明度やカットの正確さが問われます。

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