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真珠|愛情と品格を引き出す6月の誕生石
天然石辞典

真珠|愛情と品格を引き出す6月の誕生石

日本では冠婚葬祭で欠かせない定番の代表的な宝石です。主にアコヤ真珠、黒蝶真珠、白蝶真珠、淡水真珠、マベ真珠の5種類あり、世界中で古来から愛されてきました。

真珠の語源・由来

石名読み鉱物名
真珠しんじゅアラゴナイト ※鉱物由来のものとは性質が異なります。
和名英語表記鉱物グループ
真珠pearl
別名・表記ゆれ
パール
「珠」というのは海でとれる石を指していました。そこに「真」がついて真珠と呼ばれるようになったのではないかと考えられています。
パールという言葉の由来は諸説有り、ラテン語で西洋梨を意味する「Perna」もしくは二枚貝を意味する「Perla」から由来しているといわれています。

パワーストーンとしての真珠

パワー・意味
愛情運、美容運、女性運、水の氣
石言葉
「純粋無垢」「健康」「長寿」「富」「純潔」
誕生石
6月
誕生日石
1月14日、2月2日、2月24日、3月9日、4月2日、4月7日、4月13日、4月15日、5月9日、5月21日、6月7日、6月9日、6月12日、7月11日、7月15日、7月24日、8月18日、9月2日、9月8日、11月23日、11月27日、12月20日、12月27日
陰陽五行
浄化・お手入れ
太陽光
月光
クラスター
セージ
音叉
×
×
×

伝説や歴史

最後のファラオであるクレオパトラ7世が、古代ローマの将軍アントニウスとの宴会で世界最大クラスの天然真珠を酢で溶かして飲んだという逸話があります。今でも天然真珠は高価ですが、当時の価値だと小国を買うことができるほどでした。古来から世界中で愛されており、中国やインドでは神話でも登場しています。

また、葬式の際に真珠はいまや定番ですが、1965年1月30日にエリザベス2世女王陛下がチャーチル元首相の葬儀で身につけていたことから一般化していきました。

鉱物としての真珠

鉱物名光彩効果結晶系
アラゴナイト ※鉱物由来のものとは性質が異なります。オリエント直方体系
硬度屈折率複屈折量
2.5~4.51.52~1.66
比重分散度多色性
2.6~2.85
条痕光沢弱点
真珠光沢太陽光、水、汗に弱い性質があります。またキズつきやすいので取り扱いに注意が必要です。
組成式
CaCO3
主な産地
日本、中国、オーストラリア、インドネシア、バーレーン、ミャンマー、フィリピン、カンボジア、カタールなど
カラー
ホワイト、オレンジ、ピンク、イエローブラック、グリーン
似ている石
ムーンストーン

鉱物としての特徴

真珠は、貝の持つ外套膜(がいとうまく)から作られる宝石です。外套膜は内臓を覆う体壁で、貝殻を作る成分を出す器官です。貝の内部に砂などの異物が入り込むと、外套膜の表面が破れ、外套膜片(ピース)と異物が外套膜の組織内に入り込みます。

外套膜の内部では、外套膜片が異物を覆うようにして真珠袋というものが形成されます。真珠袋の内部では貝殻を作る成分が分泌され、それが異物を覆うことで真珠ができあがります。

自然環境化ではこのようなことは非常に起こりにくく、通常は異物の代わりとなる核(核を使わない貝の種類もある)を使い、養殖して真珠を作っています。

普通、養殖期間は半年~2年半と言われています。海水の温度や外部環境などにより品質に差がでるため、養殖には技術力が問われます。日本の真珠の養殖技術は世界の中でもトップクラスです。

真珠を作る貝は、海水性と淡水性のどちらも存在します。海水性で最も有名なのはウグイスガイ科に属する二枚貝のアコヤ貝(阿古屋貝)。アコヤ貝から採れた真珠は、アコヤパール、アコヤ真珠などと呼ばれます。

評価基準

真珠は照り、巻き、キズ、大きさ、形、色の6種類の項目で評価されます。
照り真珠層が緻密に並ぶことによる輝きの強さ。
巻き真珠層がどれほど巻かれているか。耐久性と輝きに大きく関わる要素です。
キズ真珠自体が傷つきやすいので、宝石ほど厳密ではないように思います。
大きさ真珠貝は手のひらサイズ程なので、大きいものは基本とれないためとても貴重です。
真円に近いほど評価が上がります。
種類によって様々ですが綺麗で均一に色があるものは評価が高くなります。
照り、巻き、キズ、形、色が最上級のものは「花珠真珠」と呼ばれます。

真珠に関連する石

黒蝶真珠

マベ真珠

備考

養殖真珠の開発1893年、御木本幸吉が貝殻の内面に付着した半円真珠の養殖に成功しました。地蒔式と呼ばれ、貝を繁殖させて、海女が収穫しました。

その後、3人の偉人が別々のアプローチで真円真珠の養殖に成功しています。

1.ピース式(西川藤吉)

外套膜の一部を貝の内部に移植する方法。外套膜(ピース)が細胞分裂を起こし真珠袋を形成する。

2.誘導式(見瀬辰平)

外套膜を含む上皮細胞を核になる物質に付着させ、貝の内部に特殊な注射器で送り込む方法。

3.全巻式(御木本幸吉)

核として利用する貝殻全体を外套膜で包んで貝の内部に移植する方法。 現在は作業効率に優れた西川藤吉の「ピース式」が養殖真珠の基本技術として引き継がれています。

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