パワハラ真偽
セクハラと同じ道を辿りつつありますわね。パワハラ。 言葉の響きにセンセーショナルなものを感じる、 構って欲しい意識の強い人は、特に被害者になりたがる 傾向が強いと感じます。 セクハラにしてもパワハラにしても。
結果、
本当にセクハラ・パワハラで苦しんでいる人が
埋もれていく
のですから、こんなに悪徳なことはありません。
「私は被害者とは言えないのに被害者アピールしている」 なんて自覚があるわけではないと思うのですが、 だからこそ余計にそんな悪徳に踏み込んで どうする!と心配になってしまいます。
ワタクシがかつて勤務していた女性弁護士事務所は、 常にヒステリーを起こしている弁護士が、 事務員にお茶の入った湯呑みを投げつける職場。 ワタクシは、湯呑みはとうとう投げつけられませんでしたが、 特定の事務員さんは日常のターゲットになっていましたわ。
一人は、結婚退職が決まっていた事務員さん。 弁護士事務所にかかってきたセールス電話に 「結構です。」 と答えて電話を切ったら、湯呑みが飛んできました。 なぜって、セールス電話は無言で切れば良いのに、 「結構です」なんて言ってしまうのは、 男の氣を引きたいからだろう!この尻軽がっ! とのこと。
もう一人の事務員さんは、ハサミを並べる順序が 自分のイメージではないという理由で、 よくキレられていました。
ワタクシはと言えば、弁護士のデスク横のブラインドの角度を 午後3時半きっかりに変更しないといけないルールがあったものの、 その角度の弁護士にとっての理想が日々変わる上に 事前に指定が無いために、「違う!!!!」と よく怒鳴られていました。 最終的に別件でワタクシは、この弁護士を怒鳴りつけて 退職したのですけれどね。。
ワタクシにとって、パワハラ体験というのは あの職場です。 他にもハードな職場は体験していますが、 パワハラとは言えません。
が、「行く先々でパワハラに遭遇」しているかのような 主張をなさる人もいらっしゃいます。 半年から長くて2年くらいで仕事を変える度に、 退職理由がパワハラの人。 職場でも家庭でも実家でも友人たちの間でも 「パワハラに遭う」と言う人。
よくよく話を聞いてみれば、ワタクシの感覚では 全くパワハラではないのです。 ●業務内容に記載はあったけど、やりたくない仕事だったのに やってと言われた。 ●実家に帰ったなら、少しは家のことやりなさいと言われた。 これ、パワハラですか?
業務内容に記載があったということは、雇用する側は その業務の手が欲しくて雇っていますしね。 好きな仕事をしていれば良い世界なんか、 そうそう無いものでしょう。 また、実家は必ずしも何もしなくて良い場所でも 無いのではないかしらね。
退職の時に、まともな引き留めが無かった場合は。。 お愛想ではなく、真剣な引き留めですわよ。 少し自分自身の仕事姿勢に疑問を持ってみても 良いかもしれません。
疑問を持って、自分の中に原因を見つけることが出来たなら、 今後に生かせる可能性が高いから。 そして悪徳積みを防げるからです。
自分に問題があったのに、 もしくは、パワハラに対する著しい誤解があったのに、 常に自分を被害者だと考えていると、 同じことを繰り返してしまうかもしれませんわ。 そして周囲の人に「あの人・・また。。」と 言われかねません。
「確かに会社からは不要って言われていた作業だけれど、 せっかく残業までして仕上げたのに! その作業結果が採用されないし残業代も出ないのは パワハラだと思う!」 という話もあったことを思い出しました。 ワタクシ、「そうは思わない」と言ってしまったので、 怒って帰られてしまいましたけれどね。
今、「パワハラ!」と感じていることが 本当にパワハラなのか、よく考えてみる必要がありますわ。 深刻なパワハラほど、被害者はじっと我慢しているケースが 多いだけに、パワハラという言葉が薄っぺらくなっていくのは 避けたいものですわね。
パワハラだ!と主張出来る人は、
パワハラ被害者にはなりにくいと思うんですけれどね。。
すべては繋がっていて、
偶然はないのです!
パワハラを純粋に誤解している人もいらっしゃるし、 パワハラの二次利用を、ほとんど無意識にやっちゃう人もいらっしゃる。 偽パワハラは、大まかにこの二種なのではないかしら。 偽パワハラ主張なんて、上でも散々申し上げていますが 悪徳にしかならないのでやめましょう。 常にリスペクトを求めてしまうタイプの人がいますのよ。 何かほんの少しでも貢献なり工夫なりしたことは、 最大限に周囲に主張して賞賛されたい意識が消せない人。 こういう人は、何かの被害者になったという主張も 強い傾向があります。 被害者になっても強い自分というイメージが リスペクト対象になると思われるのでしょうね。 何にせよ、自分に原因があるもの、 もしくは架空の被害を主張してしまう 偽パワハラ被害者になるのは、人生の壮大な運氣損失に直結する行動です。 無意識だとしても対策必須ですわね。 氣をつけたいものです。
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