ライフワークバランスの呪い

最近知り合った女性は、こうおっしゃいました。

「私は会社が大好きです。仕事が好きです。
　仮に１日８時間働くとして、
　大好きと思える場所で過ごせることは
　幸せなことだと思うんです。」

もうね、完全に同感。

ワタクシの友人は、半分くらい在宅ワークなのだそうですが、
在宅ワークになるにあたって、最新かつハイスペックな
パソコン環境を会社から与えられたと言います。

「そこまでのハイスペックパソコンが必要な作業ではないけれど、
　今後のためにと言われた。」と。

役員の給料が高いのは、それなりの責任を負って
それなりのリスクも負担も被っているからです。

どこかの正社員になったこと＝社畜化ではありません。

働かせたらブラック企業なら、無職になりたいのかしら？

まぁいろいろ意味不明です。

縁あって何かの仕事についたなら、ある程度の努力は必要ですわ。

仕事スキルアップの努力、自分の居場所を作る努力、
会社を愛する努力。

勝手に自分の中に生まれてくる愛情が無いから会社が悪い
のではなく、愛するためにこちらが歩み寄る必要もあって、
その先にあるのは、ワーク＝HAPPY TIMEでしてよ。

会社を愛する努力とは、例えば会社の理念を知ること。
会社の歩み・歴史を知ること。
扱っている商品・サービスのこだわりを知ること。
先輩たちが守ってきたものを知ること。

まともな会社というものは、とにかく社員を守ろう、幸せにしよう
と考えているものです。

マルクスの資本論のような、資本家と労働者の対立の世界の方が
珍しいのではないかしら。

労働者の親になろうとするのが経営者で、
ライフワークバランスやブラック企業や社畜という言葉を
多用する労働者はその親の庇護下にある反抗期の子どものようですわ。

そこに氣がついた労働者が、愛社心を持ちます。
愛社心を持つと、スキルもキャリアも効率よく上がります。

居場所のレベルも上がるので、何かがあっても
対処の仕方から何から高い難易度もクリア。

こういう環境なら、ワークの時間が８時間が１２時間になっても
自分から望んで取り組みたくなりますしね。

現にワタクシのワークタイムなんて１２時間なんてものじゃありません。

ワーカーホリックはあまり良いニュアンスでは使われませんが、
人によってはゲームであったりテレビ視聴であったり読書であったり
観劇であったり何か他の趣味であったり。

好きなことに時間を使うわけで、その好きなことが仕事だったら、
人生は最高に素敵なものになりますわね。

だったら、敵対より愛した方が良いでしょう。

探しても探しても良いところを見つけられない仕事なら、
別の仕事を探すのも良いでしょうね。

とにかく仕事は敵ではなく、愛すべき対象だという視点、
持ってみて頂きたいと思いますわ。