彩水の耳飾り

「優」という漢字は、悲しみに暮れている人と、
そのそばに寄り添う人の形から成り立っているといいます。

誰かが辛い思いをしているときに、
そばにいて慰めたり、話を聞いたり、元氣をくれたりするのは
きっと優しい人ですよね。

「やさしい」という言葉の語源は、痩せているという意味の
「痩す」が転じているという説があります。

身を削ってでも周りの人に何かを与えようとする
心遣いに通じているのです。

「優しい」ことは基本的には
プラスの評価を得るものですが、
その方向性や大きさの調整は重要だと思います。

これには、わたしにも心当たりと後悔があります。

高校時代の友人で、大学生になると同時に
大阪を離れた人がいました。

学びたいことを追って、これまで行ったこともない、
友人も一切いない県に下宿することを選び、
意氣込みながらも不安がる友人を応援するべく、

「困ったことや辛いことがあったら、いつでも
　連絡してきていいからね！」

とよく励ましていました。

幸い、友人にはすぐに大学で仲の良い友だちや彼氏ができたので
数週間に一度、近況報告をする程度にしか
当初は連絡は取っていませんでした。

しかし、あるときから人間関係で悩むことが多くなった
友人からメッセージや電話が頻繁に来るようになりました。

長いときには19時くらいから、深夜2時や3時まで
メッセージのやりとりや電話をすることが多くなりました。

わたしが自身の講義やサークル、アルバイトなどでしばらく返信しないと、
ものすごい量のメッセージ通知が来る始末。。

最初は友人を助けたい一心で、なんとか続けていましたが
徐々にメッセージや電話が負担に感じるようになっていきました。

氣のおけない友人だったため、
学業にまで影響が出るかもしれないと思い始めたころ
正直に、やりとりが多すぎるから、
ちょっと頻度を考えて欲しいと伝えたこともありました。

そのときには、友人もわかったと言うのですが
すぐに、頼れる人がいないから、どうしても聞いて欲しいと
また長時間のやりとりに戻ってしまいます。

友人が欲しているのは悩みの解決というよりは、共感でした。

もちろん、今はとにかく共感してほしい！ということは
誰しもあると理解はしているつもりなのですが、

本人があまり解決しようとする氣のない状況では
起こる困りごとはほとんど同じ…。

ただただ繰り返される同じようなトラブルを
ひたすら聞かされることにも疑問が湧くようになりました。

望めばいつでも、ただ愚痴を聞いて励ましや肯定の言葉をくれる
都合の良い人間に認定されてはいないか？と…

友人の遠慮のなさが目に付くかもしれませんが、
それを許して受け入れ続けたわたしが
友人の行動を増長させたという見方もできます。

確かにわたしは「いつでも」連絡してきていいよ、
と言いましたから…。

すっかり都合の良い人間になりきってしまった後は
これまで通りの時間のかけ方・熱量を少しでも下回ると、
なんだか不満そうにされるようになってしまいました。

このことをきっかけに、わたしは
優しさのあり方を考えるようになりました。

過ぎた優しさは、相手の成長や思考の機会を奪ってしまいます。

そして自らが優しさを求めているときには、
相手の時間や思考を割いてもらっているのだという
感謝を忘れてはならないのです。

これは、本当の優しさを周りの人に渡し、
周りの人の優しさに氣付けるように導く
ピアス・イヤリングです。

命式計算機で水の氣が多すぎる・少なすぎる(ない)方が、
上手に水の氣をコントロールし、取り入れるお手伝いも得意です。

とても淡い水色の石は、ブルーレースです。

もっと氣が利くようになりたい！
さらっと周囲の人をサポートする心遣いが
できるようになりたい！

そんな優しさをスムーズに行動や言葉に繋げたいときに
役立ってくれます。

クリアな水晶は、行き過ぎた優しさや甘えに
いち早く氣付いてくれることでしょう。

優しさの適度な距離や大きさを思い出させてくれ、
健全な関係を保つ手助けをします。

ほんのりピンク色のクンツァイトは、
そのうるおいを感じる見た目から
天界の魔法の水を内包している石と言われています。

水の氣は、優しい心を引き出す愛情を司る運氣。

きっとわたしたちの行いをいつも見ている天の水なら、
清らかさも、その勢いも持ち主にぴったりのものに
なっているに違いありません。

水の氣は、成長や飛躍を司る木の氣が育つのに
不可欠な運氣です。

本当の優しさによってもたらされる
互いの成長と、感謝の絶えない温かい繋がりが
どうか末永く続いていきますように。