Ｔシャツの裏話

Ｔシャツ、ワタクシにはこだわりがありました。実際に作ってみることで、アパレル業界でのＴシャツがあまり丁寧な扱いを受けていないことも知りました。今回お力になって下さった取引先さんは、ワタクシたちのこだわりに共感して下さった方々なのです☆

Ｔシャツって、思わぬ世界の広がりをもっているものだと
ワタクシは思いますのよ。

部屋着にはもちろん、おしゃれ着、ユニフォーム、
トレーニング用ウェア。。

でも、市販品がどれも一長一短に思えていたのです。

おしゃれなものは、付属品が多くて洗濯しにくかったり、
丈の長さが奇抜なものであったり、
素材の化繊率が高過ぎたり、質そのものが悪かったり、
体の線がそのまま忠実に表に出るものだったり。。

一方で、素材感を重視すると
エコや自然派と言えば聞こえはいいけれど、
イメージだけ先行させた、あまりにもおしゃれ感のないものが
多い感じで。。

Ｔシャツに限らず、人が服を購入する時っていろんなことを考えませんか？おしゃれでスタイルが良く見えて着心地よく洗濯しやすくて肌にも優しい。。そういうものがあったら良いのにって。ワタクシも同じだったのです。なので、作っちゃいました☆ ついでに開運要素もプラスして♪

女性用ならしなやかな曲線がさりげなく出るラインで。

ウエストがきゅっと締まって「見える」（*^.^*）のが素敵☆
お腹が出てしまうような丈は着にくい。。

男性の方は、あまりにも筋肉ラインが浮き出るような
フィット感は不要。

ざっくりさっぱり爽やかに見えるラインは
あまりボディラインを強調せず、素材の上質さが際立つ作りで。

長袖なら、少し長い方がおしゃれ。色調もグラデーションの出方にこだわってほしい。タグは首のところにあるのは「ワタクシが」苦手。（ちくちくするので、すぐ切ってはずしてしまいます。）金ラメも何も入れないけれど、ただ素材の良さがセレブ感まで出してしまうくらいに良いもので。。

そんなオーダーを聞いていた取引先さんは、
すごく驚かれたそうです。

後に聞いたことですが、世界中のほぼ全てのＴシャツには
型番があって、

「〇〇メーカーの、こういう商品っぽいもの」

とオーダーすると、型番と色の組み合わせで
さくっと作ってしまうものなのだとか。

ワタクシたちのオーダーは、あまりにも規格外でしかも非常に

細かい。。

素材感？ライン？それ、生地も型紙も一からの開発？？こんなＴシャツのオーダー、受けたことがないと思いつつすごくエネルギーが漲ってきたのだそうです。取引先さん。

逆に、今までお引き受けになっていた、

「型？それは流行っぽい感じで。　色調？あぁ。売れそうな色ってあるでしょ。　まぁほぼ任せるから。」

的なオーダーがものすごく色あせて感じられて、そういうのもお仕事だから引き受けるけれど、Ｍａｇｉｃ　Ｗａｎｄｓの仕事の方が面白い！と思っていただけたみたいです。（*^.^*）

こうして、他のオーダーよりも何よりも優先状態で
楽しんで取り組んで頂いたのが、今回のＴシャツ企画♪

取引先さんには、ワタクシが送ったデザイン画を
アイテム向けに調整して下さる専門デザイナーの
Ｎさんがいらっしゃるのですが。。

今回はＮさんが撮影も担当して下さいました！

 実は、通常は撮影なんかなさっていません。
撮影はショップ側の仕事ですから。（←当たり前）

ですが、今回は撮影もして下さるということで
ボディ（男性用と女性用）まで購入して下さって、
事務所の一画にプチ撮影スタジオを作っての作業を
敢行して下さいました♪

撮影の際には、上司の企画ウーマンＳさんの体を
いろんな角度から検証しつつ、
無機質なボディがより人間に近くなるような着せ方を
工夫して下さったんですのよ☆

なので、普通にざっとボディに着せたものと比べ、
ずっとリアル感が出ているのです♪

また、パンフレットも作成して下さったのですが、
これが何ともスタイリッシュで素敵なのです♪

機会があればお目にかけますわね！

このパンフレットも、たくさんのデザイン案があったらしい
のですが、Ｎさんがワタクシの文章をお読みになって、

「このデザインだと、文章が生かせない。。」

と次々にボツになって、ワタクシの手元に届いたのは一枚。

ボツになったものも氣になるのですが、
何せ手元に届いたのが、あまりにも惚れ惚れするような
パンフレットなのです。。（*￣▽￣*）

ここでご紹介しないものを褒めちぎるのも何なのですが、この感動をお伝えしたくて。。（*^.^*）このエピソードは全て、企画ウーマンＳさんから伺ったのです。

「嬉しそうに、楽しそうに、でもすっごく緊張して。。　他の●●さんとこのオーダーを後回しにして　熱心にやってましたよ～～♪」

幸せなことです。Ｍａｇｉｃ　Ｗａｎｄｓ！

ワタクシはＮさんのセンスが大好きなのですが、
この方がまた、物静かなのに秘めた情熱を感じる仕事をなさる
のです。

いつも事務所の端の方で微笑んでいらっしゃるイメージですが
海外との交渉の時の頼もしさと言ったら！！

ちなみに、シューザン先生と同じ年の素敵な独身男性です☆

パンフレットにしても、写真撮影にしても、Ｎさんのセンスに惚れ惚れしたワタクシがお願いしましたら、

「いいですよ！」

の一言で、サービスでやってくださったこと。サービスなのに、ここまでの熱意。。ですので、きちんと「仕事」でお引き受け下さったＴシャツの「開発」（作成ではなく、開発ですわよ）がどんな熱意のもとに展開されたことか、想像なさってみて下さい♪

Ｔシャツ自体の開発秘話はもう、キリがないくらいにあるのですが全てを情熱で乗り切って下さいました。こんなややこしいオーダーをするＭａｇｉｃ　Ｗａｎｄｓをより熱い氣持ちで相手して下さる貴重な取引先さんの一軒です。実は一緒にお仕事するようになってからのこの取引先さんの発展も目覚しいものがあるのです。素晴らしいです。

すべては繋がっていて、偶然はないのです！

ご

存知のように、Ｍａｇｉｃ　Ｗａｎｄｓは本当にものづくりにこだわる会社です。それはもう、普通のメーカーさんにとってはうるさくて煙たくてどうしようもないはずです。（笑）だからこそ、こんなうるさいワタクシたちを相手にされる取引先さんは熱い熱い方々なのです。じゃないと、オーダー受けられるわけがありません。（￣▽￣；）

革

職人Ｍ社長。国内最強宝飾職人チーム。スキンセーバーＴさん。アパレルチームＭのデザイナーＮさん。皆さんがそれぞれに熱い。。

ワ

タクシたち、「こういうのが作りたい！」と思いつくと作って下さる先を探すのですが。。まずオーダーのあり得ない細かいこだわりに、皆さん絶句されます。（笑）ここからが二極化します。

「そんなの受けるところないよ？商売にならん。。」「業界の慣習を、少し学んでからいらっしゃい。」

という完全否定派。そして、

「もしかして、本来こうあるべきじゃないのか？」「ものづくりが楽しくて始めた、あの頃の氣持ちよ蘇れ！」「もはや、業界を変えていく一歩を踏み出す時では？」

と考えて下さる情熱派。ワタクシたちは、圧倒的にこの後者な取引先さんたちに支えられて頭の中の理想が現実の形を持つものになってきています。

何

せ、「前例がない」と言われれば「じゃ、前例になってしまおう♪」「不可能ですよ！」と言われれば「じゃ、可能にしてしまいましょう♪」「常識とか慣習とか、無視ですか？」と言われれば「はい！」（きっぱり）というような天邪鬼ですワタクシは。（笑）

企

画から日の目を見るまでの期間が数年に渡ろうが、平氣です。じっくり取り組んで、「ＯＫ♪」というものが生まれるのを待ちます。だから、「企画」→「商品化」をスピーディーに（１週間とか）で、サンプル作成なんか出来るだけカットして手間を省きたい方はとてもではないですが、ついて来れない相手だと思います。ワタクシたち。多くの企業が、商品化をスピーディーに実現して、資金の回転率を上げようとします。その氣持ちも、よくわかります。利益を考えれば、そこは必須要素ですわね。

で

も、Ｍａｇｉｃ　Ｗａｎｄｓはどうしても「やっていて楽しい仕事」という要素が省けないのです。これが最優先事項だったりもします。やっていて楽しい仕事は、これはもう絶対に企画の向こうに誰かの笑顔が見える仕事なのです♪

ワ

タクシは思います。料理人は料理をするのが仕事ですが、機械のように料理を作ってレストランの席の回転率を上げて、１日あたりの利益が上がればそれだけで幸せなのだろうか？？と。料理人を幸せにするのは、お客様の「おいしかった～～♪」の一言ではないのかしら。ワタクシたちの仕事も同様で、「嬉しい！楽しい！幸せ！」がいっぱいの「ありがとう」が届いた時こそが幸せなんですもの☆

幸

せを感じるために仕事をしているので、条件を満たすためにはこだわり第一です。こういう考えに付き合って下さる取引先さんがどんどん熱くなっていかれるのを見るのがまたとても幸せです♪ 熱さは伝染する。。。。そんなことを考えています☆

ち

なみに、アパレルチームＭの企画ウーマンＳさんは、ワタクシの企画脳を常に刺激して下さる方。きっと二人で語っていると、２４時間企画が出っぱなしになることでしょう。（笑）そしてデザイナーＮさんのセンスは、今後もワタクシを虜にすると思います。そうそう。トナカイバッグの企画も、Ｎさんが手がけてくれましたのよ♪

詳

細は言えないながら、驚くような大きな仕事がどんどん舞い込んでいるアパレルチームＭの上昇の氣が感じられるアイテムの数々。これからもご紹介していきますわね！