純金なのに緑青!?招財進寶の変色事件
開運の極意!裏話
純金なのに緑青!?招財進寶の変色事件
とてもショッキングな画像が送られてきました。
その調査結果について、お話ししますわね。
純金のはずなのに
まずはご覧ください。この写真。
Magic Wandsの招財進寶です。 純金です。純金のはずです。 なのに、こんな緑青でもついたかのように見える姿。
「本当に純金ですか?」というお問い合わせでした。 この写真を見たら、ワタクシでも疑いますわ。 純金そのものでは、まず考えにくい事態だからです。
犯人捜しなムード
招財進寶を手がけた職人さんは、今の職人さんで三代目。 初代の方はキャリアは浅くても熱心で、日本の金属加工がどんなに厳密なのかを教えて下さった方でした。 現在、引退されています。 二代目の方は、天然石の取引でも長い卸さん。 とても信頼してきた方。 三代目の方は、ワタクシの宝飾師匠の下請けさん。 宝飾師匠が国内宝飾業界で知らない人はいない人で、その下に付かれている方ですからね。 最も厳しい環境と思われますのよ、三代目。
写真を送って下さったお客様の購入履歴から考えると、三代目ではあり得ません。 初代か二代目。 えぇ?!本当に?! 純金製作を依頼したのに、金メッキものを納品したということですか?
そう言えば初代が言っていましたわ。 「丸カンと本体には刻印を打ち分けます。 丸カンは18金で本体は24金だからです。 刻印は義務では無いのですけれど、私は打ちます。」
なので、現物を送って頂いて、刻印を見てみました。 ・・・・本体に、24金の刻印が無い!! 丸カンにだけ18金と打ってある。 これは・・・二代目職人さんの仕事決定!
疑い切れない中で
初代は、 「海外の金属ものは非常に緩いことをするけれど、日本の金属ものの刻印は舐めちゃいけないもの。 海外ものと違って、silver925じゃないものにsilver925って刻印打ったことがバレたら、業界追放。 二度とこの世界で仕事出来なくなるから、絶対に誰もやらないんですよ。 そのくらい、日本での刻印は重い。」
あぁぁぁ。。疑いたくない。 でも、現に純金と思えない現象が起きて、更に24金の刻印が無い。 金メッキが発覚しても、 「純金って依頼でしたか?さぁ?刻印はありますか?」 って言うためですか?
この時のワタクシは、二代目職人さんによる招財進寶の全回収とともに、裁判も辞さないと思っておりました。 なのに、どうしても疑い切れないワタクシもいて、頭の中は 「本当に?本当にそんなことなさったの?」 という言葉でいっぱい。 そのくらい長い長いつきあいの卸さんだったのです。 金属加工関連を辞められるまで、招財進寶の製作もずっとお願いしていましたからね。
でも、目の前の状況から目を背けてはいけないと、覚悟も決まりつつありましたのよ。 そして、あくまで念のために鑑定に出すことにしました。 この時には、Magic Wands内では「もう純金ではないのは確定」というムード。
鑑定結果
なのにね。。 鑑定結果は「純金」でしたのよ!!
まっ先に思ったのは、
「疑ってごめんなさい!卸さん!!」
です。
裏切られていなかった。
何より嬉しい結果でした。
次に思ったのが、 「では、あの緑青みたいなものは何?」 です。 純金ですわよ。 純金そのものが、あんな緑青のような色になるなんて考えにくいでしょう?
変色の正体
原因は、付着物とのことでした。
お手入れに、中性洗剤を使われて定期的に洗浄されていたようです。
その中性洗剤で変色した?純金なのに?というお問い合わせでしたからね。
ですが、起きていたのは「中性洗剤による純金の変色事件」ではなくて、純金の表面についた付着物の変色。
付着物と言うと、もしかしたら粘着質な汚れみたいなものを想像なさる方もいらっしゃるかしら。 そうではなくてですね。。
招財進寶は、お財布の小銭入れ部分に入れるお守りです。 他の小銭とぶつかりますし、擦られますわ。 その時に、他の金属を表面にくっつけてしまうことがあるのですわ。 今回の使われ方を考えると、10円玉などの銅を含む硬貨とぶつかった時に表面に別の金属が付着し、それが変色した可能性も考えられますわね。
こういうこともあるのだと、学びになりましたわ。 なので、お問い合わせ下さったお客様に許可を頂いて、このエピソードを公開することにしましたのよ。
現在、送って頂いた変色状態の招財進寶は、磨きをかけてもらってこんな姿。
刻印も打たれました。 が、丸カンに18金と並んで24金の刻印がありますわね。 初代職人さんのように、本体と丸カンで刻印を打ち分けるかどうかは、職人さん次第なところがあるのだそうですわ。 金線を組み合わせた宝飾などでもカンにまとめて刻印を入れるのですが、今回はその仕様。
磨きをかけられて、改めて永遠の輝きを発揮してもらえる姿になりました。 金の輝きが、信用の輝きにも見えた出来事でしたわ。
純金という結果が出て本当に良かったです。
信頼出来る人だったのだと、改めて確認が出来てとにかく良かった。
すべては繋がっていて、
偶然はないのです!
付着物が変色して、あの姿になったなんてね。 鑑定結果が出るまでは、ただただ混乱の中にありました。 何でしょうね。 鑑定結果の「純金」を何度も何度も噛みしめました。 涙が出るほど嬉しかった。 ご希望があれば鑑定・磨き・刻印を原価で承ります。 変動するので明確な金額は書けませんが、1万円でおつりがくるくらいの感覚で、そう大きくはずれることは無いと思いますわ。
まとめ・Q&A
- 純金の招財進寶が緑色に変色することはあるのですか?
- 純金そのものは、通常の使用環境では基本的に変色しません。今回も鑑定の結果、招財進寶は純金で、緑青のように見えていたものは純金そのものの変色ではなく、表面に付着した別の物質の変色でした。
- なぜ純金の表面に別の金属が付着するのですか?
- 招財進寶は財布の小銭入れ部分に入れて使うため、硬貨とぶつかったり擦れたりします。その際に、他の金属が表面に付着することがあります。今回も10円玉など銅を含む硬貨との接触によって、別の金属が付着した可能性が考えられます。ただし、付着物が何に由来するものだったかまでは特定されていません。
- 中性洗剤で洗ったことが純金の変色原因だったのでしょうか?
- いいえ。今回変色していたのは純金そのものではなく、表面に付着していた別の物質です。中性洗剤によって純金そのものが緑色に変色したわけではありません。なお、中性洗剤が表面の付着物の変色に関係していたかどうかまでは、今回の鑑定では分かっていません。
- 変色して見える招財進寶は、純金ではないのでしょうか?
- 見た目の変色だけで、純金ではないと判断することはできません。今回の招財進寶も緑青のような色が見られ、24金の刻印も無かったため純金ではない可能性を疑いましたが、鑑定結果は純金でした。氣になる場合は、見た目だけで判断せず鑑定で確認する方法があります。
- 表面が変色した招財進寶は元の輝きに戻せますか?
- 今回の招財進寶は、磨きをかけることで本来の金色の輝きを取り戻しました。純金そのものではなく表面の付着物による変色であれば、適切なメンテナンスによって改善できる場合があります。
- Magic Wandsで招財進寶の鑑定や磨きをお願いできますか?
- 希望があれば、鑑定・磨き・刻印を原価で承っています。費用は変動するため明確な金額は決められませんが、現在は1万円でおつりがくる程度がひとつの目安です。

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