HANETSUKI

正直ぼくは羽根突きをただの正月遊びだと思ってました。

日本のバドミントンみたいなもので、
負けたら墨でラクガキというポップさがウリのゲームだと。


ところが羽根突き、
そんなちょろいもんじゃありませんでした。


なんと、羽根突きは神事だったのです。

なんと羽根突きは奈良時代から行われる
女の子が健やかに育つようにというおまじないの神事であり、
そこには縁起の良いものがパンパンに詰め込まれていました。

墨の罰ゲームだって、
鬼は墨や黒色を嫌うということで、
実は魔除けや厄除けの意味を持っていたのです！

そして知ってか知らずかこのHANETSUKIも真っ黒！
ニクいですねー！

そしてすごいのが羽根突きの『羽根』です。
HANETSUKIのモデルとなった部分！

昔、病氣を運ぶのは動物の血を吸う蚊だと考えられていました。

その蚊の天敵がトンボで、
『羽根』はそのトンボにみたてて打ち出されるんです。

羽子板で羽根を打ち合ってる間はトンボが病原を食べてくれるし、
もし落としても墨で魔除けっていう無病息災システムなんですね！


『羽根』についてる黒い玉は一般的に
無患子(むくろじ)という木の実が使われますが、
この無患子という名前も「子が患わ無い」と
もう徹底しすぎー！

HANETSUKIの無患子部分はブラックハーフオーラですが、
これまた嫌なものを吸ってくれる石だそうで、
なんとも都合の良い！
『健やかに育つ』の『健やかに』の方ですね！

羽の部分は成長として名高いマザーオブパールなので
『健やかに育つ』の『育つ』の方！

うまいことできてて感心ですね！

上に向かって見えるのが成長しそうな『FLY!』
下に向かって見えるのが厄除けっぽい『ATTACK!』

このへんはフィーリングで名前をつけましたが
使ってる石は一緒なのでフィーリングで選んじゃってください！

（文責）ヨハン