忌事への追撃
開運の極意!裏話
忌事への追撃
亡くなった人を送る時や、
不要なものを捨てる時。
敬意を忘れてはいけませんわ。
尊厳を大事にしましょう。
ものを捨てる時、 特に壊れたものを捨てる時なんか 「どうせ壊れてるし、ストレス発散!」 と称して、更に乱暴に叩き壊して 暴れて捨てる人がいましたのよ。
若い頃に同じ職場で働いていた同僚ですが、 その不快でしかない行動をどんなに制止しても 聞く耳持たず。 その後、彼は職場を追われた挙句、 一家離散になったと聞いています。
ここまで極端な人はまぁなかなかいらっしゃらない とは思うのですけれどね。 捨てるという行動は、「送る」こと。 そこに敬意と感謝があるべきなのですわ。
人との死別を経験しない人間はいません。 物との別れを経験しない人間もいません。 その「別れ送り」の時の姿勢は、 仮に冗談のつもりであっても 運氣的にやって良いことと悪いことがありますのよ。
亡くなった人に関することは、 物との別れ以上にセンシティブです。 死は忌事。 生きている人間にとって、忌事。
この忌事に対する姿勢は、生きている人間の その後の人生を大きく左右しますのよ。
生前の行いその他で疑問に思うことを口にするのは 情報共有のカテゴリーに入るので、 そこまで心配はいりません。 それでもまぁ49日過ぎるまでは 待った方が良いですけれどね。
訃報を聞いた時に 「祝杯を上げよう!」「赤飯を炊こう!」 「祝賀会開こう!」「誰か悲しむ人いる?」 こういう態度は、周囲を巻き込んで 開運NG道に突っ込んでしまいますわ。
物であれ人であれ、別れは死の氣です。 人が物をなかなか捨てられないのは、 死の氣に積極的に触れたくないという想いが 働くから。
片づけ上手な人のほとんどは、その想いを 乗り越えて物を捨てる努力をなさるのです。 一部、死の氣が心地よいタイプの人もいて、 そういう人は努力無しで物を捨てることが可能ですが、 いろいろな意味で近づかない方がいい人ですけれどね。
死というのは、人は遭遇を避けられないもので、 それでも可能な限り避けたいと思うからこそつらい。 物との別れは、人生からその物の存在が消えること。 生命の死は、人生から相手の存在が消えること。 どちらも死の氣です。
この忌事は、自分を死の氣に触れさせるからこそ 問題なのですけれどね。 その死の氣から自分を引き離すために、 人は古来、様々なことをしてきましたのよ。 お葬式だってそのひとつです。
厳粛な別れの儀式をすることで、 自分を死の氣と分け離していますのよ。 帰りには、浄化のための塩を持たされたりもして。
なのに、その忌事に対して 「祝杯」「赤飯」「祝賀会」と 歓迎な祝い事の反応をしてしまったらどうなるか。 死の氣を歓迎すると宣言するに等しいのですわ。 愚かなことです。
仮に軽口のつもりでも、言霊にしてはいけません。 死の氣は大喜びでやって来ますわ。 何せ、皆から避けられて突き放されて 分けられて行き場が無いのですから。 「祝杯!」と言われたら、喜んで隣に寄り添うものです。
物との別れという死の氣に、ストレス発散という名目で 無意味に暴力を加えることは、付喪神への暴力。 (鏡は割って処分しますけれどね。例外的なことです。) 生命の死という場面で、その生命を冒涜することを言い、 死の氣を歓迎するのは、死神への接待。
重篤な病発生率が極端に上がり、 その運氣は周囲にも伝染していきやすいので、 最も氣をつけたいことです。
尊厳のある別離の儀式という意識を持たないと、
死の氣の世界に引きずられますね。
ろくなことはありません。
すべては繋がっていて、
偶然はないのです!
亡くなった相手に、人生をかけても復讐したい!くらいの 怨念がある場合には、これは裏風水的な話になりますが、 実は死の氣が逆に軽減される面がありますのよ。 軽減ですけれどね。 なので、亡くなっても罵らないと氣が済まない!という そういう相手のことでも、基本は言わない。 (情報共有は別) どうしても言いたいなら、最低限49日経過後です。 物との別れは、それが「大量生産で愛情も何もこもっていない」 ように見えたとしても、尊厳は必須です。 物は、愛情こめられたかどうかで存在価値が決まるわけではなく、 存在した瞬間に尊厳が与えられるものと知りましょう。 そもそも、作った人が適当だったとしても、 材料を準備した人は?運んだ人は?保管した人は? 愛情が発生するポイントだっていくつもありますからね。 尊厳を忘れると、死の氣に吞まれますわよ。
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