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権利主張
開運の極意!裏話

権利主張

権利が発生した時に、それをしっかり利用したいし守りたい と思うのは自然なこと。 でも、もしそれが誰かの権利を侵害するなら 自制するのは人の器。 人の器のサイズは運氣の大小に比例しますわ。
ある本がきっかけで知った、東京にある個人経営の
小さな居酒屋系飲食店に行ってみました。

20席ほどの店内。
満席状態です。
ワタクシの後に、また来店者があって

「席、準備出来ますか?」

と店主に尋ねられていました。

店主は、「二人ほどは、、すぐに空くと思います。」と返事。
その時、二人席に座っていた夫婦連れらしき人たちが
バツの悪そうな顔をしていました。

あきらかに自分たちが「すぐに空く」対象だと思ったのでしょう。

だって、食事はとっくに終わっていて
その後のんびりテレビを見ていただけなのですもの。
後は1人で来ているおじさん。
10名ほどの団体客。
2人の男性客。
そしてワタクシたちの4組。
見回すと、ワタクシたち以外は全員食事終了状態。

10名ほどの団体客は、ジョッキに2センチほどドリンクを残して
それを大義名分に滞在している感じでしたが。

1人のおじさんも2人の男性客も、
テーブルの上には空食器と空グラスのみ。
先の夫婦連れに至っては食器も片付けられていて、
水だけ飲みながらテレビを見て滞在中。


そして店主からのプレッシャー発言にバツが悪そうにしながらも
立ち上がる氣配も見せなかったため、
後から来た来店者は諦めて帰られました。

7名の団体さんだったので、店主が「えぇ!帰っちゃったの!」と
とても残念そうでしたわ。
世間がお休みな日でしたので、
店主もたくさん仕込んで準備されていたことでしょう。

諦めて帰った7名の団体さんも、ワタクシのように
本を読んで興味を持って、
その店での飲食体験を期待なさっていたことでしょう。
1人客のおじさんは店主に

「そろそろ電車なくなるんじゃないの?」

と言われて

「後、2~30分大丈夫だよ。」

とそのまま滞在。

京都の「ぶぶ漬けでもいかがですか?」なノリは
一切通用しない様子。
10名団体は、店を出たり入ったりを自由に繰り返しながら
やはり帰る様子も無く。。


結局、1時間強くらいその店にいたワタクシが知る限り、
その時間に店主が準備したのは、ワタクシたちのテーブルのものだけ。

そしてそこから真っ先に帰ったのもワタクシたちでしたのよ。
お金を払ったのだし、滞在時間も何時間までと限定されていないのだから
テーブルを好きなだけ占有するのは自分たちの権利!!

なのかもしれません。

でも、他のお客様が並んでいても、諦めて帰っても、
そのために店主が仕事し損なっても平氣ですか?
別のお話。

禁煙場所が増えてきましたが、電子煙草ならOKという
自分ルールを押し付ける人も多いと聞きます。


店主に「うちは禁煙です。煙草はご遠慮下さい。」と注意されても

客「大丈夫大丈夫。これね、電子煙草って言うの。」

客「煙草は煙草だろうって?いや違うんだなぁ。
  なんて言ったらいいのかなぁ。副流煙出ないし大丈夫だから。」

何が大丈夫なのか、全然分かりません。
煙草は遠慮しろと言われて「電子煙草だから大丈夫」とは?


副流煙出ないから大丈夫とギリギリ言えるのは、
「副流煙禁止」と言われた時くらいなのでは。

そもそも電子煙草も臭うし、
副流煙じゃない有害物質を出しているという話もあります。

嫌いな人間からすれば迷惑千万。
飲食店で化粧パウダーをパンパンはたき始める人。
ネイルを塗り始める人。
がっつり香水の臭氣(と言いたい)をふりまく人。
大声で会話する人。

「禁止されているのは煙草なんで私たちはOK」

ではないですからね。
「校則に書いてないからOK」

みたいな判断は、世間知らずの学生のうちだけにして
自分のやっていることが周囲の権利を侵害していないかを
判断基準にするべきだと思いましてよ。
京都でバスに乗って見ていますとね、
お年寄りが乗って来てすっと席を立って譲るのは
海外からの旅行者ばかり。

まるで旅行ガイドブックで指導でもあるのかというほど
率先して譲られています。

どうした日本人。
(ワタクシは最初から立っています。念のため。)
自分が手に入れた権利を、必要ならさっくり人に譲る。

これが人の器ではないかしら。
そして冒頭でも申し上げましたが、器のサイズは運氣のサイズ。

小さな権利に固執すると、大きな運氣を損なうものでしてよ。
日本人は積極的な意思表示が苦手な上に、
「自分を年寄り扱いするのか!」的な反撃も怖くて
席を譲るのを避けるところもあるかもしれませんね。


でも、黙って立つのも方法のひとつ。
工夫ひとつで思いやりは示せるものです。


すべては繋がっていて、
偶然はないのです!
急電車に乗っていた時のこと。

車内は満席。
ドア近くの簡易椅子も埋まっていました。

ワタクシはドア前に立っておりましたのよ。


る駅で、若い父親らしき乗客が電車に乗って来ました。

肩には大荷物。
片腕に2歳前くらいのお子さん。
もう片方の手にはベビーカー。


かにも大変そうなその男性客が乗って来たタイミングで、
簡易椅子に座っていたおばさまがすっと席を立ちました。

彼女は何も言わなかったけれど、
何のために席を立ったのかは暗黙の了解。

ワタクシはもちろん、ワタクシの周囲に立っていた乗客たちも
その席に座ろうとせず、若いお父さんがその厚意に氣づいて
近づいてくるのを見守っていましたのよ。


こに、その若いお父さんの後ろからするっと回り込んで
どっかり腰を下ろした20代くらいのお嬢さん。

空氣、読んで。

あの時、全員一致でそう心で叫んだと確信していますわ。

周囲の乗客の冷たい視線をものともせず、メイクを直し
スマホを開き、いやもう堂々としたもの。

悪徳積みの勇者の姿を見ましたわよ。


に座っているのは、たくさんのスーツケースを持ち込んだ
アジア系旅行者たちだけで、おしゃべりに夢中。

若いお父さんはお氣の毒にずっと立ちっぱなし。
華奢な男性でしたし、あの状態は大変だったことと思います。

席を譲ったおばさまも、
どんな氣持ちで横に立っていらっしゃったことか。



が空いていれば座れるのが乗客の権利です。

大変そうな父親に席を譲れとルール化されているわけじゃありません。

けれど、

「そういう人を押しのけて座っても、
 ちっとも楽さなんか感じない。」

という感覚が無いのは人として残念。
そういう行動は人のグレードを下げます。

人間百貨店の下のフロアにようこそ!な行動ですわ。

わざわざ下のフロアに行くのは避けましょう。

自分のことだけしか考えない権利主張は、
その人の内側からにじみ出るものからして全てが醜いものでしてよ。

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