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革の個性 その2

2009.3.27

定期的にいろんなところでお話ししていることなのですが、 改めて革の個性について語りたいと思いますわ☆ 先週の続きです☆ 『革の個性』その1はこちら♪
もうひとつ、完全に没個性なものを作ろうと思ったら
とんでもない方法はあります。

それは、一頭分の革からお財布一つ分取れるか取れないかの、
全く何の個性も出ていない箇所だけ使って
後は廃棄するということです。

そうすると、材料費だけで凄まじい金額になるんですよね。

端材プレスが出回っているために、
ピンと来られない方も多いんですが、革はものすごく高いんです。

決して毛皮だけが高いわけじゃないんですよ。
えぇ。存じています。
特にお財布なんか革を広く使うので。。

天然石でも水晶は今や高級品扱いではありません。

でも、無色無傷無内包物となると大変に高価なものなんですのよ。

がMagic Wandsで扱っているパーフェクト水晶ですの。

うちで市価の半額から三分の一程度の価格らしいですが、
それでも高価なものですわ!
また、Magic Wandsで扱っているのに
こう申し上げるのは何なのですが。。

リクエストがあったからこそ取り扱っていますが
ワタクシ自身はパーフェクト水晶には、
そんなに惹かれないのです。

圧倒的な存在感とパワーはあるのです。
もう、空氣が変わるほどです。

魔法使いや占い師が使う玉としてよく登場するのが
すっごく理解出来るくらいに。

神々しいのです☆

でも、ずっと眺めていたい、戯れていたいと思えるのは、

虹が出るもの。インクルージョンが面白いもの。。
ルチルやファントムやガーデンや。。

やっぱりそういうものに心奪われますの。
革も同じことです。
特にお財布は旅館、お札はお客様。。とするのが
金運を上げる考え方の基本ですの。

あまり語ってはいけない極意の一部ですが。。
(あくまで金運極意の一部です。)


旅の館はそこはかとなく個性を持ち、 来たる客が氣遅れする程に完全無欠を標榜してはならず、 大地の循環に沿うものにより成され、 来たる客細やかに迎え入れ、心地良く滞在させ、 とらわれず送り出すものであれ。

にぴったりなのが、本物の革だと確信していますの。
とは言え、企画段階ではワタクシは


大地の循環に沿うものにより成され、 来たる客細やかに迎え入れ、心地良く滞在させ、 とらわれず送り出すものであれ。

の部分しか重視していませんでした。 革のことを詳しく知るうちに、

「あぁ。。残りの条件をも満たしてしまいますのね。。」

と感動したものなのです。

旅の館はそこはかとなく個性を持ち、 来たる客が氣遅れする程に完全無欠を標榜してはならず

は、金運というものは自分の考えをしっかり持つ人を好み、 無欠を求める心や完璧主義の人を避けるものとされているので 持ち主への心のあり方に関する戒めと解釈しています。 実際

とらわれず送り出すものであれ。

なんか、お金に執着してはいけないという考え方ですからね。
 妥協開運のすすめでもお話ししているように、
そもそも無欠主義・完璧主義は、開運の足を引っ張るものなんです。

風水で、「生氣が宿る天然のもの」を多用する裏の意味には
決して無欠ではないからだという考え方もあるくらいなんですの。


中でも居心地の良さをすごく求める金の氣には影響出やすいですしね。
上でお話しした極意を伝えてくれた師匠ではない
別の師匠によれば、

物が持つ個性は自分である証にもなります。 個性のないところに氣は留まりにくいものなんです。 これが私なんだ!という何かがないと、 全く同じ物を持つ他の人と氣を分けることにもなります。

というようなことを伺ったことがあります。 天然素材は、どんなものでもロットによる個性があったり。。 石なら原石による個性が当然あるものですし、 人も生まれながらに個性があります。 なんて理想的なものに囲まれて、日々生活していることか!と 感動した一言だったのです。
M社長に本革というのは個性があると伺って。。

あぁ、そういう意味でもお財布に適していたのですわね♪と。

全ては繋がっていて偶然はないのです!

と、伺ったときにはしみじみ。。
こんな風に、開運学での意味合いや
本来のワタクシの個性重視な考え方とが一致しているので、
革に関してそこまでの大変なコストをかけて
素材の個性の無い部分にこだわる必要性はないかと。

金額的に10万円を軽く超える財布になるだろうことも
論外なのですが。(笑)
私たち革職人もね、革の個性まるごと大事に思ってくれると
それはそれは嬉しいわけですよ。

その個性は、牛の生きた歴史ですから。

私は、幸せに生きた牛の革を使います。
幸せに生きた牛は、ストレスが革に残りにくいんです。

人と同じですよね。すぐわかります。

その幸せな一生の歴史そのものだと思うんですよ。
そうですわよね☆
わかります。


例えば革のシワなんか、生きているときに良く働いた部分です。
(当然のことですが、革になってからついた物じゃありませんわよ~)

傷も、革になってからついたんじゃなくて、
生きている時に元氣過ぎてついちゃったんですね。

そして修復された跡が残っているだけです。

つまり、生氣あるシワや傷ということになりますから、
天然石で言うところのファントムなのですわ。

成長運がプラスされる部位です。

でも、そういう運氣的なこと以前に、
ものの個性を尊重するという考え方を大事にされている方が
すごく多いので。。

ワタクシ自身はその尊い想いをこのまま育てていって欲しいと
思っているのです。

お客様のメッセージはキラキラしています。

「石の効果もパワーも大事だとは思いますが、  何よりこのインクルージョンがキレイ!  時間を忘れて眺めてしまいます。。  世界にたったひとつ、私のところに来てくれた子の  そのインクルージョンが面白くてキレイで愛おしいのです。」

ワタクシはこういうメッセージを下さる方が大好きで、
そしてとても高い精神性を感じますの。

そういう方に

「そのタイプのインクルージョンは、 風水的には〇〇運アップです。」

と、野暮なことを言ってしまうより、 その方の感動そのものを石に伝えて、 そのコミュニケーションから生まれてくるパワーを 自然に体感された方が良いと思うのです。
なので、革の個性を愛してくださって、

「私のところに来てくれたお財布は  こんな特徴がありました!」

と、読んでいてじわ~っと嬉しくなるメッセージが多い中、 蛇足で野暮な。。とは思ったのですが。。 天然石でもある程度は語っていること。。 例えばファントムには成長運とか、ルチルには勝負運みたいな そういう基本的なことはお話しした方が、 今後楽しくなるかもしれないので、ちょっと語ってみました☆ ま~、どこから考えても、本革や天然石くらい 開運アイテムとして向いている素材もないでしょうね。
素材の来歴を愛する感覚は、ワタクシは開運を意識していく上では
不可欠だと考えていますわ。

それとは別のところに、ワタクシたちのように
素材に思い入れのある人間にとっては、
大事に考えて下さる方の喜びの声は嬉しいものですわね☆

個性への喜びもそうなんですが、
本物の革との出会いに対する驚きの声も
頂く度にガッツポーズですわ♪
本当にね、うれしいものですよね!
本革の魅力は伝えていきたいですよ。

合成皮革には合成皮革の良さがあります。

だからこそ、本革なら本革の本来の良さを
大事にしたいですし、知って頂きたいんですよ。

軽くてしなやかな本革の良さを。

私らには当たり前のこの良さが、
世間では「革は重いし硬い」と思われて、知られていないんです。
ごめんなさい。。

お財布の件でM社長に出会うまでは
ワタクシ自身そう思ってましたから。。
無理ないですよね。
だからこそ、一人でも多く知って頂きたいんです。


長く革職人としての人生を送ってきました。

これからは、革の良さを伝えるのが 目的の仕事をする時じゃないかと思ってます。

あ、これは掲載しないで下さいね。 なんかキザで恥ずかしいですから。
(M社長!ごめんなさい。掲載します。)
正直なところ、本革に個性があるということを知ったのは
M社長から話を聞いた時なんです。


個性のないものは本革じゃない。

ということですよね? 僕ら人間に、全く同じ外見の別人がいないのと同じことで。。
また、金運のことなんですけど、
綺麗過ぎる水に魚は住まないものなんですよね。

例えば熱帯魚。

カルキを抜いたからといって、水道水を水槽に溜めて
いきなり飼える訳じゃない。

一週間くらいずっと、ろ過機を回し続けて
ブクブクも入れて。。

バクテリアを繁殖させてからじゃないといけないんです。

そういう所でないと魚は住めない。
本革の個性の話を聞いた時、
金運極意のひとつが自然と実行されていたことに驚きました。

ほんと、これは諦めないといけない部分だと
思っていたことでしたから。


すべては繋がっていて、 偶然はないのです!

レスじゃない本物の天然革の一般的な価格帯をご存知のお客様には 必ず何通りかの心配をされるのです。

「大丈夫なんですか?あのお値段で。心配です。。」 「あの。。本当に本革なんですよね??」

わかります。(笑) ワタクシも最初の業者さんにお財布製作見積もりを出して頂いた時には 大変な金額になりましたし。。 その時に言われました。

「これだけの量の革使うのに、10万円以下でなんて  製作出来ませんよ。無茶ですよ??」

んと、あの企画段階でワタクシは革について無知もいいところでした。 「本革」というシールが貼ってある製品を安く見かけたことがありましたので。 ブランド物が、あの世界的なネームバリューで販売するから 高価なのかと思っていたのですわ。 でも実際は、ブランド系はビニールや布素材に移行していて、 革はポイント使いが主流になってきているとのこと。 革はどんどん値上がりしていますし、良い素材自体の入手が困難。 革業者さんは皆、口を揃えてそうおっしゃるのです。 そういうことをよく知った今、革の価格に詳しい方が 風水財布 豊穣+Fertile+をご覧になって

「こんなことが可能なのか??」

的な驚かれ方をするのはすごく理解出来ますの。 これが実現しているのは、M社長のキャリアとご好意に寄るものなのです。 まず、仕入れルートにキャリアを生かした独自の工夫が可能だったこと。 そして、

「今は目的は別にある」

ということで 驚くような低い製作費でお引き受け下さっていること。 だからこそ可能になったことなのですわ☆

の時に伺ったことは。。 革の本当の魅力を出来るだけお伝えしてほしいということ。 素材への限りない愛情を持ってくれる人が増えると嬉しいということ。 大変控えめにおっしゃったのですが、 ワタクシはこれこそがM社長がとことんまでご協力下さる 理由であり願いなのだと思っています。

タクシたちも天然石を扱いますので、 原石由来の傷、インクルージョンなどの存在を知っていますし、 それこそが魅力だと考えていますもの。 すごく共感してしまうのですわ☆ そしてまた、お客様からもそういうメッセージが多いので なおさら仲間意識を持ってしまうのですけれどね♪(笑)

社長の牛への敬意と愛は、とても細やかです。 革の風合いを可能な限り残すために、使用薬剤を最小限に抑えられます。 なので、地の色を完全に抜きません。 そこに色を重ねた場合には、若干の色合いの差が出ますが 運氣的に問題がないので、風合いの方を大事にして頂いていますの。 何より、敬意を大事にして作られたアイテムであるということに 大きな意味もありますから。

ういう丁寧さとこだわりを持った革アイテムたちですが、 革という素材での在庫は持ちますが、完成した状態での在庫は ほとんどありません。 現在では、あまりの人氣のために 作っても作っても追いついていない程なのですが そうじゃなくても、完成状態での在庫は抱えないようにされたと思います。

ぜなら、素材の状態だと痛まずに保存しやすいのですが 完成状態だと最上の状態で送ることが出来ないから。。ということでした。 それに、使われる方のことを想いながら丁寧に仕上げていく過程が好きなので 大量に一度に作って山積みにしておく感覚が何か違う。。と。 革自体は、良いものに出会った時こそがチャンスですので どんどん確保されるらしいのですけれどね☆

タクシは職人さんたちとの出会いを、折に触れて振り返ります。 お客様に言われたことがありますわ。

「熱い人たちのところには、熱い協力者が集まるものですね!」

そのことをしみじみ痛感していますし、 心底ありがたいと感じるのです。 ものを生み出すことに関する感情の温度差があると、 その企画に対する熱は冷めてしまうもの。 ですが、Magic Wandsにご協力して下さる方は とにかく熱いのですわよ。

初から恵まれていたわけではありませんわ☆ 例えばシルバーアイテムにしましても、 最初にオリジナルリングのデザインを持ち込んだ職人さんは サンプル作成のお約束をされましたのに、後日、

「あまりにもデザインが良いから、サンプルを渡すのはやめる。  このデザインはこっちで使わせてもらう。」

という一方的な通告をされたり。。 でもこの職人さんの後に知り合えたのは、世界のブランドを相手にされている 国内最強宝飾職人チームでした。

職人M社長も同じことです。 毎回ご紹介はしていませんが、ミリ単位のサイズやカーブで 開運デザインにこだわるワタクシたちの希望を見事に形にされ、 更に使いやすさなどで新しいアイデアを下さるM社長。 ひとつのアイテムが完成形に至るまでに、サンプルが10回以上の 作り直しになることもザラなのです。 また、こういうサンプルはバラバラにされて 別のアイテムの素材になって、身内に配られたりするのですが。。

タクシは、この熱い想いをきちんと皆様にお伝え出来ているのでしょうか?? 時折心配になるのです。 Magic Wandsのアイテムは、熱い愛に支えられています。 特に今まで申し上げたことはありませんでしたが、 M社長は、某有名女性歌手のブランドの仕事を待たせて (名前を言えば、ご存知ない方はいらっしゃらないでしょう) Magic Wandsの仕事を優先して下さったり。。

様への想いが深い場面にたくさん遭遇していますの。

様から届く、

「大切に使います!」

メッセージに目を細められるM社長の想いを改めてお届けしたくて こうしてお話ししてみました♪ ワタクシたちも、ずっと熱いままでいきましょうね☆ 『革の個性』その1はこちら♪

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