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七草・人日 ~風水的開運イベントデー~

2018.1.4

風水的イベントデーに関する説明です。 今回は二十四節氣の七草・人日。 七草・人日にやっておきたいこと、氣をつけておきたいこと、 その他いろいろ語ってみます☆
七草・人日はかなり重要な開運日なのですけれど
お正月直後のせいか、あまり重要視されませんわね。


歴史的な位置づけとしても、
開運要素としても、非常に重要な日でしてよ☆
けれど、七草の世間的な認識は
「七草粥を食べる日」
なのです。


実際、そう説明するのが最も簡単なので
ワタクシもそのように語ってきたはず。
ですが、ここ最近はいろんなことに関して
少しなら専門的な説明もするようにしていますので、
この裏話コーナーのテーマにした機会に
いつもより深めに語ってみますわね。
七草は、お正月に暴飲暴食をしたという前提で、

「七草粥で胃を休める日」

となっています。


胃腸の調子を整えるべく、小休止する日。
七草粥ができた時代から見れば現代は、

「毎日がお正月レベルの暴飲暴食」

となるでしょうから、
この視点で考えるのなら、「週に一度!七草粥!」
という考え方が必要になってきます。
最近はプチ断食で胃を休めるという考え方も
流行りつつあるようですので、
既に「週に一度!七草粥!」なのかもしれませんけれどね。
「世界は7日間で完成した。」そんな言葉があります。
 
キリスト教系列の話でも、そういうのがあったはず。
 

7というのは、ひとつ何かを完成させる数字。

7日までの期間に、ある程度その一年の性格が
決まる部分がありますのよ。
七草は1月7日。


七草・人日までにその年の性格が決まる
節目の日ということになりますわね。
実は七草は五節句のうちのひとつです。
ご存知無い方も多いかもしれませんわね。


五節句は、雛祭・こどもの日・七夕・重陽に加えてこの七草。
これで五節句。
七草・人日以外は全部、同じ奇数が重なった日付ですわね。
3月3日とか。


このことから、五節句のひとつを元日と思われている方も
いらっしゃいますわ。

けれど元日は別格扱いの節句でしてよ☆
古代中国では奇数を吉数と考え、重なったものを大事にした
ということはありますが、もともとは節句は節供。


節目のお供えです。

元日も五節句じゃなくても節句のひとつではありますので、
おせち(お節)を準備するわけですわね。


(ちなみに奇数は陽の氣の数ということであって、
 奇数というだけでは吉も凶も無いものです。)
このように、節目の時に何かを供える日が節句。


七草・人日はそれが七草粥になりますのよ。
雪から顔を出す新芽=若菜を摘んで、
そのエネルギーを頂くことで無病息災に通じる。

そんな無病息災エネルギー食を
人日の日に頂くことになったのですわ。
七草粥は無病息災エネルギー食であると同時に
邪氣祓い食でもありますのよ。


7日間でその年が決まるというその7日間集大成の日の
邪氣祓いの重要さ、なんとな~く伝わりますか?
例えば大晦日も一年の集大成で、その日があるから
次のスタートであるお正月が始まります。


大晦日が理想的に過ごせれば、
その分新年も理想的な氣に満ちて始まりますのよ。


破邪のお粥、大事に頂きたいものですわね。
名称 言霊や
意味、要素
効果効能と言われるもの 備考
1. 芹
(せり)
競り勝つ 解熱効果、整腸作用、利尿作用、血圧降下、食欲増進、胃を丈夫にする 香りの強い水辺の野草。
2. 薺
(なずな)
撫でて(汚れを)祓う 利尿作用、解毒作用、止血作用、胃腸障害対策、むくみ対策 ペンペン草。江戸時代には一般的な食材。
3. 御形
(ごぎょう)
仏体・家族の絆 風邪予防、解熱、痰や咳対策 母子草(ハハコグサ)。草餅の元祖と言われる。
4. 繫縷
(はこべら)
繁栄 豊富なビタミンA、歯痛、腹痛、目、利尿作用、消炎作用
5. 仏の座
(ほとけのざ)
仏さまの座 胃を守る、歯痛対策、豊富な食物繊維 コオニタビラコ。タンポポに似た黄色い花。
6. 菘
(すずな)
神呼びの鈴 ビタミン豊富、整腸作用、消化促進、そばかす・しもやけ対策 蕪(カブ)。
7. 蘿蔔
(すずしろ)
聖白・穢れのない白 消化促進、風邪予防、美肌 大根。
七草の意味が分かると、いっそうありがたくなりますわね。

本来は「をとめ(乙女)」が雪を割った若菜を摘んだ七草であるのが理想ですが、
この際もう元乙女でも仕方ない。。

それどころか、スーパーでセット販売されていますが、
まぁ無いよりはずっと良いのです。
この七草を刻む時に、七草囃子というものを唄いながら刻むのが伝統。

出来るだけやってみて下さいね。
七草粥は、お粥を作ってそこに刻んだ七草を加えるという作り方が
一般的とは聞きます。


が、雑草の味と土の味がなかなかの苦行になりますので
別鍋で塩ゆでしてあく抜きしておきましょう。

お粥を生米から丁寧に作るだけで、七草粥はかなり美味しいものになります。
ただし、美味しいからと言って鶏肉を加えたりしないこと!


お節供でもあり「七草」という名称でもあるので、
ある程度制約があると考えて下さいね。
七草の日は人日と言いましてね、
人日と言うからには、それ以外の日もありますのよ。

酉・戌・亥・未・牛・午の日が。

これ、元日から酉・戌。。とそれぞれの日が充てられて、
7日目が人の日。

7日で人が完成しているわけです。
このそれぞれの日は、その動物を尊重したり占ったりする日で、
人の日は人を尊重するので刑罰無しだった時代もあるようです。


が、東洋哲学的には「刑罰に相当するような罪は、特に犯しちゃいけない日」
と考えるべきです。
七草・人日の日は、特に行いを律して
七草粥を頂きつつ、年や世界や自分の存在が完成していく感覚を
意識する日にして下さいね。
七草粥の日と考えても良いのですけれど、
七草の意味を知るだけでも意識が変わりますよね!


けれど人日という位置づけを知っているのと知らないのとで
運命が変わる勢いがあると思います。

知らないというのは怖いことです。


すべては繋がっていて、
偶然はないのです!
に背を向けるような生き方をしている人ほど、
こういう大事な日に問題を起こす傾向がありますので、
その視点で周囲を観察なさっても良いかもしれませんわよ。


ういう伝統日や開運日との付き合い方というのは、
まず自分がその日にどういう過ごし方を天に求められているのか。

そう考えることが基本です。


それが開運姿勢ですわ。


れまでとは違った七草をお過ごしになるかもしれません。
楽しんで下さいね☆

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