特設ページ 八十八夜 ~グリーンが強まる日~

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フェルミエ

親・上司・先輩として、適切に下の世代を導きたい方。

一緒に考え、一緒に育っていける教育者でありたい方。

時代の変化の中でも応用できる力を育てたい方。

良いものを末永く後代に遺したい方。

子育てに王道や正解はない。
子どもは十人十色。
それぞれに向き合って模索していくもの。

わかってはいることなのですが、
なんて難しいことなのだろうと思います。
ひとたび生まれれば、
社会に出て、傍を楽にすることを覚えるまで
健康と幸せを守りながら、生きていく術を教えてゆく。

それがわたしの考える子育てです。
しかも、親や教育する側も、自らの人生の途中です。

教える側になると、自らの理解が深まるという話は
よく耳にします。

先に生まれた分だけの経験と知見を頼りに、
教わる側とともに、常に考えながら、
修正・改善しながらの道のりなのです。
このアイテムの大きなテーマは、教育です。

わたしは、

「どんなに環境が変わっても、
お守りのようにその人を守ってくれるもの」

を授けるのが先に生きる者の使命だと考えています。
少し脱線して話すと、
教育を受ける側としてのわたしは、
「ゆとり教育」のドンピシャ世代でした。

小学1年生のときに、土曜日の登校がなくなり、
純粋にとても嬉しかった記憶があります。
ところが、時代が進むにつれ、
「ゆとり教育」を受けてきた世代に対する
批判を目にするようになりました。

「こちらが頼んでゆとり教育に切り替わったわけではないのに、
その教育方法を制定した人たちではなく、
教育を受けた側が批判されるなんて…」

そんなわたしたち世代の叫びも見てきました。
また、年下の子たちの
教育カリキュラムが、「脱ゆとり」の名のもとに
改定されたと聞くこともありました。

そのときには、社会に出たら、
この子たちと数歳しか違わないのに
何か学びの経験に歴然とした差が出るのだろうか…

と不安に思っていました。
しかし、成人し、社会に出てみて感じたのは
学校で習ったこと、その範囲や量の違いは
その人を構成する要素には
あまり直接的には関係しないな…ということでした。

それよりも、教育を受ける中で身に着けてきた
物事に取り組む姿勢、知識や経験の応用の仕方、
課題や状況の変化に対する対処能力のほうが
はるかに大事だと感じています。
ゆとり世代・脱ゆとりなどという言葉に
踊らされていたこともありましたが…

今は、これらのことが大事だとわかっていれば、
自分がゆとり世代だからといって
焦る必要はないと思えています。

(アバウトに世代で括り、人の失敗や苦手を責める人も、
当時の教育制度を考えた人たちを責める人も
まずは問題を自分ごととして捉えるべきだと思っています…!)
こう思えるのは、今までわたしの周りで
わたしを指導し、見守り、大事なことを授けてきてくれた
大人のみなさんのおかげなのです。
ありがとうございます…!

そして今度は、これらの大事なことを教え、
継承していく側として
尽力しなくてはなりませんね。
時代・環境・制度の目まぐるしい変化の中でも
一貫して大事にされてきたことを教える。

冒頭でお話しした、わたしが
子育て、後世の人たちを育てる人の
使命だと思うことに戻ってきました。

前置きが長くなってしまいましたが、
そんなテーマに沿った石たちを集めた
「育てる」バングルです。
石は、マザーオブパール、プレナイト、ラブラドライトです。

マザーオブパールは、真珠を育てるお母さん貝。

明確な形に整えられていることが多いですが、
今回はランダムなタンブルのビーズです。
人を育てるときには
自らとはまったく異なる人を相手にします。

たとえ血の繋がりがあっても、
自分の当然は、相手の当然ではありません。
また、自分が教わる立場だったときに当然であったことが
教えるときには、当然でなくなってしまっていることも
よくあります。

マザーオブパールは、人としての違い、
状況の違いを理解し、相手のことをよく見・考える
注意深さを教える人間の中に育ててくれるでしょう。
マザーオブパールは、真珠の核を中に取り込んで
真珠を作り出します。
(無核の真珠も存在します!)

自然現象としても起こることとはいえ、
マザーオブパールにとっては、核は異物なのです。

それを美しい真珠に育て上げる
マザーオブパールの育てる力は、
全教育者のお手本だと思うのです!
プレナイトは、根氣良く続ける力を授けることで
知られる石です。

得意不得意はあっても、
最初からあらゆる能力が備わっているという人はいません。

こつこつ続けることで、体に、頭に定着していくものだと
思います。

そして何事においても、地道に積み上げたものは
そう簡単に崩れないものです。
明確な目標のあるときにも、
とにかく進み続けることを求められているときにも、

諦めず、めげずにこつこつ続けることは
どんな人にとっても、どんな状況においても
財産になり得ると思うのです。

プレナイトは、その大切さを
教える人、教わる人両方に伝えてくれるはずです。
ラブラドライトは、穏やかな月の氣を持つ石です。

何かを教えるとき、感情的になりすぎず、
相手の心境と、教育者としての立場・矜持のバランスを
うまく取る手助けをしてくれます。
また、ラブラドライトは
潜在能力を目覚めさせる石とも言われています。

教えを授ける人の中に光る
その人を輝かせる特性や技は、
ひとりでは氣付けないことが多いと思います。
これらは、周囲の人が発掘し、肯定し、
さらに磨きをかけることで
得意として、武器として育っていきます。

ラブラドライトは、そんな発見者としての確かな目を
養ってくれることでしょう。
今回、マザーオブパールはタンブル、
プレナイトはタンブルに近いランダムなボタンカットの石を
使用しています。

タンブルは、自然の産物である石の姿と、
美しさのいいところどりで、
風水的には種に通じる形だと考えられています。
育てる人は、たくさんの種を
花に、実りに導く人間です。

ここから、アイテム名はフランス語の
農夫さんや手作りを表す言葉にしました。

あとの世代に、豊かな畑を残すための
お力添えができれば幸いです。
このバングルは…

親・上司・先輩として、適切に下の世代を導きたい方。
一緒に考え、一緒に育っていける教育者でありたい方。
時代の変化の中でも応用できる力を育てたい方。
良いものを末永く後代に遺したい方。

に、特におすすめです。

クレール担当したアイテム

小柄で大人しそうな容姿に反して、好きなことに情熱的なこだわりを見せる。小さな子と人形劇が大好き。日本宝石検定2級保持。2月25日生まれ。
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