サファリン
宝石ルース
宝石ルース
ルースは純粋な宝石の良さを堪能できます。 これは原石の楽しみ方と似ているのですが、 宝石はカットによって真の美しさが現われますので、 職人の手が入った自然の美しさを味わってください。
サファリン















そうとうの石マニアでもなかなか出会えない、幻の宝石─── そんな激レア石「サファリン」のルースをご用意いたしました! まずはこの石の、ちょっと不思議でクセのある歴史からご紹介しましょう。
サファリンという名前は、宝石の「サファイア」に由来します。 ・sapphire(サファイア) ・sapphirine(サファリン) 英語で書くといかに似た名前かが分かりますね! 実はサファリンという名前、 もともとこの石を指していたわけではありません。 1400年代頃に登場したこの単語は、サファイアに似せて作った"偽物"を意味していたそうです。なかなか失礼な出発点…!
それからおよそ400年後の1819年、 グリーンランドで未知の鉱物が発見されます。 カットしてみるとその石は深く美しい青色を放ち、「まるで青いダイヤモンドだ!」と関係者を驚かせました。 サファイアにも似たその姿から、 あらためてこの鉱物はサファリンと名付けられることに。 こうして、ついに"本物"のサファリンが誕生したのです。

一見ブルーサファイアにも似た色味の石ですが、 その風合いはよりグレイッシュで落ち着いた青。 見た目こそ似ているものの、結晶構造も化学式もまったくの別物です。
さらに特筆すべきは、その希少性の高さ。 サファリンは0.5ct以下の小さな結晶でしか産出せず、1ctを超えるものはほとんど存在しません。ブルー以外にも、ピンク系やグリーン系など意外とカラーバリエーションは豊富ですが、いずれも産出量はごくわずか。 つまりサファリンは、サファイアを超えるほどのレアストーン。 知る人ぞ知る宝石界の隠しキャラなのです!
パワーストーンとしてのサファリンは、 判断力や内なる強さを引き出したり、 感情のバランスを整えるとされています。 サファリンの歴史を知った後だと このパワーにも説得力を感じられますね…!
その生い立ちから優しさと強さを兼ね揃えた 美しいブルーのサファリン。 ビビッとくる子をぜひコレクションに加えてください!
宝石ルース

ヨハン担当したアイテム
科学ニュースにワクワクする一方で、お笑いや変なものが大好き。つねに焼き菓子を欲している。5月9日生まれ。