アクアマリン
天然石辞典
アクアマリン
3月の誕生石としておなじみのアクアマリン。 夜の照明で一層輝きを増すことから「夜の女王」と呼ばれ、 中世ヨーロッパでは夜会用のジュエリーに多く使われたそうです。 天使の石とも呼ばれるこの石は、 ギリシャ神話では「海の精セイレーンの宝石箱からこぼれて浜に打ち上げられた宝石」という謂れがあったり、 古代ローマでは「月の女神ディアナの石」とされるなど、古来から人々を魅了してきました。
パワーストーンとしてのアクアマリン
読み
あくあまりん
別名・表記ゆれ
アクワマリン
パワー・意味
自分の持っている力を120%出して持ち主をサポートしようとする石界きっての健氣石、水の氣、若返り、美容運
内包するテーマ
心の安定、若返り、美容、天使のような働き、リフレッシュ、健氣、愛、包容、リスタート
石言葉
光明、幸福をもたらす、旅情、達成された望み、聡明
語源・由来
ラテン語で「Aqua(水)」と「Marine(海)」。
方位
北
浄化・お手入れ
太陽光
月光
クラスター
水
セージ
塩
音叉
×
○
○
○
○
×
○
誕生石・誕生日石
月の誕生石:3月
日の誕生石:1月21日、3月16日、6月24日、7月26日、8月18日、9月2日、10月5日、12月21日
陰陽五行
九星
チャクラ
伝説や歴史
ラテン語で『海の水』を意味し、およそ2000年前ローマ人によって名づけられたといわれています。 ギリシャ神話にも数多く登場し、古くから愛されるパワーストーンの一つです。 その色や名前が水や海を連想させることから、 船乗りの守護石や漁師の豊漁を願うお守りとして使われていたとされます。
鉱物としてのアクアマリン
和名
藍玉、水宝玉、緑柱石(ベリルとして)
英名
Aquamarine
鉱物名
ベリル
鉱物グループ
ベリル
組成式
Be3Al2Si6O18
主な産地
ブラジル、ミャンマー、パキスタン、マダガスカル、中国、モザンビーク、インド、スリランカ、アフガニスタン
弱点
太陽光
カラー
水色、青、青緑
条痕
白
モース硬度
7.5
比重
2.7
光沢
ガラス光沢
屈折率
1.577 - 1.583
分類
ケイ酸塩鉱物
結晶系
六方晶系
備考
一般に、加熱処理されています。
鉱物としての特徴
アクアマリンは、ベリルという鉱物グループのひとつです。 同じ鉱物グループのへリオドール、モルガナイト、エメラルド、ゴシェナイトの仲間です。 アクアマリンのこの青みは微量の鉄分によるものと考えられています。
アクアマリンに関連する石
ブラジルのサンタマリア鉱山で色味がとても濃いアクアマリンが発見され、 サンタマリアアクアマリンと名付けられました。 近年では、同じような色味を持つアクアマリンであれば サンタマリアアクアマリンと呼ぶ傾向にあります。 微細な内包物の影響でキャッツアイやスター効果のようなものが見られることがあります。