道徳の授業
開運の極意!裏話
道徳の授業
道徳の授業に関する教員向け指導研修を行う方の話に
触れる機会がありました。
道徳授業に関して、誤解なさっている方が少なくないかも。
定年まで、道徳指導を担当しつつ学校教員として勤め上げられ、 その後、全国の道徳指導研修をなさっている方のお話です。 この方の話にはっとさせられました。
その方は、道徳教育に特に関心があったわけでも何でも無く、 教員になって間もない頃に、上司に言われて仕方なく 指導研修に参加したのだということ。 なぜ関心が無かったかって、道徳の授業なんて 未熟な人間が自分のことを棚に上げてやって良いものかという 疑問があったから。
あぁ、まさに似たようなことを思っていたのがワタクシ。 道徳の授業は日本の子どもたちに必須で、 学力に関わる授業枠の犠牲になったり消されたりするのを 心底憂いています。 でももし自分が教員だったとして、道徳の授業をする時に 棚上げ指導が出来るものだろうかと悩んでいましたのよ。
実際このコーナーで、開運のための思考を語ります。 それは「ワタクシがパーフェクト人間だから語る!」ではなく、 ワタクシも氣をつけるけれど皆さまも一緒に取り組みましょう というメッセージ。 人としての精進なんて、一生続くのですもの。
でも、小学校でやる授業でそのスタンスで良いものなのか。。 一緒に取り組むと言えば 「じゃ、大人になってから取り組みます。」 と言われてしまったら何も言えず。 これが人の正しい姿!正解の姿勢と言えば 「じゃ、まず自分がやって下さい。」と言われかねない。
大人の教員として子どもに道徳指導する時の姿勢も距離感も 難易度高いと思っていたワタクシの心の中を見透かすように その方の話が始まったわけです。 最初はまさにそう思っていたと。
その方が参加した道徳指導研修で出会った指導者に
こんなことを言われたそうですわ。
★道徳の授業は、子どもに道徳を教えることではない。
★子どもは善悪くらい知っているから。
★そんなことより大事なのは、道徳について考えさせること。
★教員が子どもたちに考えさせ、語らせ、受け止めるのが道徳の授業。
あぁ。。何もかもがスッキリしたのです。 だからこそ、皆さんにもシェアしたい。 何かがおかしいと思っていたのですけれど 正体が分からなかったのに見えた氣がしますもの。 一般的に授業は子どもが知らないことを教える時間。 道徳は既に子どもたちが知っていることを再認識させる時間。
知っていることを授業でやるからこそややこしいのです。 彼らは簡単な善悪判断なんか出来る。 いじめが悪いこと、泥棒が悪いこと、 勤勉が良いこと、思いやりが大切なこと、 全部知ってますわよね。それはもう。
知っていることだから、もっと深めないといけないわけです。 どのくらい悪いことなのか。 自分がされたらどう思うのか。 過去に自分はそういう悪いことをしたことが無いか。 されたことは無いか。
人の身になるという経験を積み、想像力を高め、 共感力を上げて、人の痛みがリアルな自分の痛みになる。 そんな機会になるのが道徳の授業なのですわね。
課題に沿って、自分を見つめる機会。 座禅や瞑想に似た時間で、 自分の中を強化して高めていく時間に出来るのです。
これを日本中の教員が知ったら素敵ですわ。。 と思いましたが、これって各家庭でも可能じゃないですか。 いろんなドラマやニュースを見て 「ね、どう思う?」 と語り合う親子の時間を重ねること。
子どもたちが懸命に考えてくれた答を受け取りながら、 「なるほどなぁ。 でも逆の立場だったらどうなんだろう?」 みたいに視点を変えて考えるきっかけを作ってみたり。
道徳の授業が日本の小学校に復活したらしいことは 大歓迎ではあるのです。 とは言え、かつて道徳の授業が組み込まれていた時でも、 他の遅れている授業の代講の時間になったり、 学級会議の時間にされたりという扱いを受けて来た道徳の授業枠。 我が子を守るのは、やはり家庭が強い。
道徳力は、そのまま開運力にも通じますわ。 子どもに伝えた道徳力はそのまま財産。 そして伝えた人間も陰徳を積むことになります。 親子のコミュニケーションを面倒臭がらず、 語り合う時間を取っていきたいものです。
他人任せでは、当たりはずれも発生しますからね。
自分たちで考えてみることは大事ですよね。
すべては繋がっていて、
偶然はないのです!
この「どう思う?」の良いところって、 子どもから氣づかされることや学ぶことも多い点にあります。 だからこそ、キレイごとで大人のプライド満載でまとめてしまうのではなく、 時にずるいことや怠け心が出ることや弱い生き方をしたことも語りつつ、 「あれがダメだったと思う」 という話になると、親のダメ経験が子どもの肥しになるという、 まさかの起死回生すら可能になりますわ。 大人は、子どもにかっこいい姿を見せるために生きているのではなく、 この先の人生を盤石に生きるためのテキストであるべきだと思っていますのよ。 ワタクシは、他人から見れば「失敗を失敗と思わなさ過ぎ」 という評価かもしれません。 何せ、離婚の経緯をメルマガにした時には、散々 「なぜ自分の弱みをそんな風に見せられるの?!」 と言われてきました。 もう耳にタコが出来るほど。 なぜ出来るのかって、それはワタクシが その経験を自分の弱みどころかむしろ強みだと思っているからに 他ならないわけです。 そして、ワタクシの失敗談から誰かが学んだり力づけられたり、 何なら「おもしろ~!」と笑ってもらう経験になったり。 そうすれば目的は果たせると思って始めたメルマガでしたし、 その経験を公開して「失敗した」と感じたことは一度もありません。 正味の話、何がどうなって弱点と判定されたのか、 一切理解出来ないまま、ここまで来ていますのよ。 つまりね、弱点っぽいものがあるにせよ、大して攻撃性はなく、 むしろ道徳教育その他の有効利用が出来る可能性がある財産かもしれない。 そう考えると、何か世界がちょっと変わりませんこと? 成功談以上に、失敗談は誰かの財産になります。 その財産を渡せる人は、積陰徳の人ですわ。
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