お焚き上げ
開運の極意!裏話
お焚き上げ
時事ニュースで「お焚き上げ」が出て来たので
お話ししておきます。
あいちトリエンナーレで
昭和天皇の写真をバーナーで燃やして踏みつけたのは
「お焚き上げ」という説があるそうなので。
「お焚き上げ」の定義説明が必要になる日が来るなんて 想像もしておりませんでしたので、 胸が熱いですわ。 何せ、慶応義塾大学総合政策学部教授の 上山信一さんがツイッターでおっしゃっていたことが 今回のワタクシの説明の理由です。
上のリンク先はキャッシュです。 本来のページは表示されなくなっているので。 なぜ消されてしまったのかは全く想像つきませんけれど、 東洋哲学と言われては黙っているわけにはいきません。
「東洋哲学の天空逍遥の一形態」でのお焚き上げなるものを ワタクシは初めて聞きました。 そうですか~。 そんな東洋哲学があるんですのね~。(棒) 不勉強ゆえ、一切存じませんでした。(嫌味です。念のため。)
天空逍遥、まぁ空をぶらぶら散歩でもさせることです。 これと祈りが結びつかないですし、 一般的にお焚き上げに多くの方が期待されるイメージと違い過ぎる。 これはもう、お焚き上げの説明必須でしょう。
神社では庭燎(にわび・かがり火や松明みたいなものです)を、 寺では護摩を焚く事から、火の神聖さと魂との関りの深さが 結びつけられたのがお焚き上げの由来と聞いております。 神仏による浄火浄化の上で天に返す・帰すもの。 これがお焚き上げの概念。
思い入れのあるものを、感謝を込めて天に帰す。 寺の流派によっては、浄火浄化は物から魂を抜いて 無の状態にする作業としているようですわ。 何にせよ神仏による供養のひとつと考えると 分かりやすいでしょうね。
神社と寺が一体となって 物とその向こうにある想いに感謝して供養するもの。 ここまでの説明で何となく理解してもらえているかもしれませんが、 要するに日本の伝統文化です。 東洋哲学ではなく、不用品を空で散歩させることでもなく、 心を大事にする日本の伝統文化ですわよ。
愛知トリエンナーレで発生しているのは
昭和天皇の写真をバーナーで焼いて踏みつける。
ですが、神仏も関わっていませんし感謝も感じられない。
浄火浄化とも到底思えないものです。
「思えない」のが主観に過ぎないではないかということでしたら、 ご自分やご自分の大事な大事な存在の写真を 誰とも知らない一般人(寺社に無関係という意味)に バーナーで焼いて踏みつけてもらってから もう一度考えてみられてはいかがでしょうね。 そして「これは祈りだ。お焚き上げだ。」 「お焚き上げは東洋哲学の天空逍遥の一形態だ。」 と言われてどんな氣持ちがするのか。
日本も東洋の一部ですから、お焚き上げの概念が東洋哲学に 組み込まれていくことはあり得ます。 そもそも全く組み込まれていないと 完全否定までは出来ない部分もあります。 何せ東洋哲学の概念は極端に考えると大変広いのですから。 とは言え、天空逍遥は無いですけれどね。(笑) お焚き上げは今のところ、 宗教的儀式のひとつで供養と解釈すべきでしょう。
問題なのは、教授の説明ですと 他国・おそらく中国あたりで生まれた文化哲学を東洋哲学としていて、 日本に持ち込まれた風習と解釈してしまうこと。 まぁ日本の習慣に天空逍遥というものをワタクシは存じませんので、 おそらくは解釈通りの意図でおっしゃったのだと思いますが。
お焚き上げの説明も間違いですが、 そもそもが、実際に行われたことがお焚き上げでも何でもない。 昭和天皇を貶め、 更にその行動を正当化するために、 よく知らない東洋哲学の看板をつけようとして 東洋哲学も日本の精神伝統も何もかも貶めたというのが 今回の顛末でしょう。
方便で適当な説明をしてもらっては困りますね。
そういうことをして後々苦しむのは
ご自分でしょうにね。
すべては繋がっていて、
偶然はないのです!
神聖なものと愚劣なものの区別もつかなくなったら 人間は終わりだと思っております。 そうはなりたくないものです。 東洋哲学は知れば知る程非常に優れていて あらゆる局面に万能に使える考え方だったり行動規範だったりします。 非難の矛先を変える一瞬の方便に使って良いような 安いものではありません。 民間業者でお焚き上げを引き受けるところも出てきているのだとか。 寺社と提携して、寺社に運搬して正式お焚き上げをしてくれるのならともかく、 ただ焼却するだけのところもあるそうです。 お焚き上げの定義のひとつは「神仏による」ので 宗教儀式じゃないものですと単なる焼却だと思うのですが。 昭和の時代には、各家庭に焼却炉があったりして 庭でゴミを焼いたりしていたものですが、あれとどう違うのか。。 お焚き上げ概念が仮に変化していくことがあったとしても、 当初の精神性を大事にしたいものですわね。
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