何のため
開運の極意!裏話
何のため
目的を見失った行動はトンチンカンになりがち。
何のためにやることなのかを明確にしておけば
そうそうおかしなことにはならないのですが。
なぜ目的を見失うのか、そこに開運のヒントがありますわ。
ワタクシの身近な人の体験です。 病院で点滴注射をすることになった時、 何かあった時のためにと 無線のナースコールボタンを渡されたそうです。
点滴室でひとりになってしばらくすると、 どうも液漏れを起こしているらしく、 痛くてたまらない。 というわけで、早速ナースコールを押しましたが 誰も来ません。
忙しいのかもしれないけれど、痛みにも耐えられない。 なので、大声でナースを呼んでみたそうですわ。 すると、普通にナースが点滴室にやって来たと。
ナースコールを押したのに、何もレスポンスが無かった という話をしたら、そのナースはこう言ったそうですわ。 「あぁ。じゃ次は鳴るナースコールを持ってきますね。」 ・・・・鳴らないナースコールを持ってくる意味って あるのかと突っ込みたかったらしいです。 分かります。その氣持ち。
このナース、点滴前の消毒の時に、 おそらくは消毒直前に言うマニュアルなのでしょう。 「冷たくなりますよ。」 これを消毒が終わってからおっしゃったり。 その他様々なエピソードから、 割と伝説の人です。
ナースコールは鳴らなきゃ意味がありません。 模型は役に立ちません。 消毒の時に冷たくなる心の準備をしておいて欲しいなら、 消毒前に伝えないと意味がありません。
マニュアルを丸暗記しただけですと、 目的が何なのかを見失うのかもしれませんわね。 こういうトンチンカンなことになります。 記憶だけに頼ると、細かいところでエラーを起こす可能性大。
点滴・ナースコール 消毒・事前注意 というマニュアル記憶をしていたと仮定して、 そこに自分の中で理解している目的を加えてみましょう。
点滴・ナースコール → 異常事態発生の解決手段なので鳴らないと意味がない。 消毒・事前注意 → 急に冷たくなってびっくりしないように伝えるのだから、 冷たくなる前に伝えないと意味がない。 こういう「目的」は、マニュアルを いかに相手が助かるように使えるかという観点があれば、 自然に定められることだと思うのです。
この、マニュアルと目的の関係を上手く結び付けられるかどうかですわね。 誰かが楽になるように、誰かに役に立つように マニュアルを利用するのか。 それとも、自分が叱られたり責められたり突っ込まれたりしないように マニュアルを利用するのか。
行動の判断基準が 誰にも責められないためには どうすれば良いのか。 になってしまっていると、結局のところは トンチンカン行動になりがちなのかもしれませんわね。
このナースに限った話ではありません。 「正しければいいんですよね?」 な行動を取る人は、正確に覚えていない部分で 周囲から見れば残念な成果になっていたり。 そんな行動を身近なところで見た記憶はありませんこと?
人の記憶には限界も穴もあって、 その不確かな部分を何で補うかだと思いますのよ。 マニュアルは誰かの役に立つのが基本。 と思っていれば、 「マニュアルの手順100%ではないかもしれないけれど、 この行動が最も親切だと思う。」 という判断で補完できますでしょ。
けれど、 マニュアルは正確に実践するのみ! そうすれば責められることはないから! という観点で行動していれば、もう力業な記憶力のみで 押し通すしかなくなります。
結果、記憶が抜けたところでは、 プログラムのバグのようなエラーを 平氣でしてしまうことになるのですわね。きっと。
行動の基本は思いやり。
これを理想的にスムーズに完成させられるように
マニュアルは存在しているわけですよね。
自分が叱られないためじゃないですね。
すべては繋がっていて、
偶然はないのです!
マニュアルを例に出して語りましたが、 もちろんマニュアルの話ではありません。 全ての行動の目的をどこに置いているかで 思わぬ失敗や周囲への迷惑が発生するということです。 自分が責められないために●●をする。 こういう考えの下に実行された●●には、優しさがありませんわ。 たまたま●●が相手を助けることはあるでしょうね。 でも優しさが基本に織り込まれていない行動は 開運生活者としてはNGです。 また、相手の利に一致する偶然の確率は低いものですわね。 叱られる責められるを全力で避けたい人の氣持ちが 全く分からないわけじゃないですが、 そこまでして避けなきゃいけないものでもないと 認識するだけで人生はきっと楽になります。 叱られたら自分が伸びるチャンスです。 責められたら今後に生かす経験を積んだと知れば良いでしょう。 表面的なプライドが傷ついたかどうかなんて、 人生に影響は無いですからね。
こんな記事も読まれています。
No.1
開運のための基本ワザ
朝の「喝!」が一日を変える ~洗顔と運の話~
朝の洗顔、されていますか? 運氣的に割と大事なことなので、 ぜひ洗ってくださいね! 朝の洗顔は、いろんな流派的なものが 存在するようですわね。 普通に水洗いだけの人。 洗顔料必須な人。 洗わず軽く拭くという人。 熱めのお湯洗顔...
No.2
開運のための考え方
良いものまで嫌うと、運も逃げる
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という表現がありますわね。 憎まれるようなことをしない姿勢と、 何でも憎まない姿勢とで、 運氣は更に回り出しますわよ。 それはね、 「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」 という氣持ちは、すごく理解できるので...
No.3
開運のための基本ワザ
浄化風呂とは、効率よく開運していくための入浴習慣です
時々「浄化風呂って何ですか?」という ご質問をいただきます。 いろんな場所でコマ切れに説明してきてしまったかも。 なので、改めてまとめておきますわね。 人は、何もしなくても汚れるものです。 外側から内側から、汚れをつけてしまい...
開運のための考え方
謙虚さは魔除け。攻めの謙虚表現が必要な時もある。
「謙虚さは魔除け。」 稲森和夫さんが遺された名言です。 確かにそう。 思うところがありましたので語らせて下さいね。 先日、ぎっくり腰になりましたのよ。 ワタクシね、先天性の障害が脚にありますので、 週に一度リハビリに通っていま...
開運のための考え方
樹木の生命軽視は運氣を下げる
植物の生命は軽く見られがち。 けれど、生命は生命。 無意識に軽視してしまうことで運を落とすことになっては 大変です。 意識革命しましょう。 人は、自分に近い存在から感情移入します。 他人より家族。 魚類より哺乳類。 ぬめぬめ肌...