間違いと学び
ミスや間違いって、ある程度のマイナスが つきまとうものです。 叱られる。かっこ悪い。 イメージダウン。プライドの損傷。などなど。
人がミスに対して持っている、最も大きな感覚。 それはその人がミスをした時の態度に顕著に出ます。 叱られるという恐怖感が最大であれば、言い訳を繰り返します。 ミスの原因説明を超えて、言い訳に走るものです。 かっこ悪いという感覚が最大であれば、 言い訳・誤魔化し・知ったかぶりの三点セットだったり。。
誰かに迷惑をかける種類のミスは、 やはり「叱られる!」という印象はつきまといますわね。 迷惑をかけた!という想いが強ければ、 まず考えるべきはフォローや、事態の回収。 そして謝罪と、同じことを繰り返さない工夫。
というのがわかっていても、とっさに恐怖心の方が 先に立ってしまう方が多いのだと思いますわ。 それはもう、ミスに対する恐怖心の大きさ。 個人差がありますものね☆
とまぁ、かっこ悪いだのイメージダウンだのの プライド系を置き去りにして語っていますが。(笑) プライドは自分で飼い慣らすことに尽きます。 ある程度コントロール出来ることと思いますので ここでは語りませんわ。
まぁ、知ったかぶりも誤魔化しも、 自分で思っている以上に通用しないもの。 だとすると、 「あぁ。。知ったかぶりして。。」 「誤魔化しちゃって。。」 という痛々しい目線が、実は相手の大人な態度の下から 飛んできているのだと考えれば。。
本当にかっこ悪いのがイヤなら、 逆に恥ずかしくて出来ないのが知ったかぶり。(笑) そんなパラドックスを知ってしまえば 妙な癖からは解放されるのでは。。と思いますわ。
それよりやっかいな恐怖心の方を 何とかする要素を増やしましょう☆ 冷静に考えれば、周囲に迷惑をかけるミスをした時、 保身に走っている場合ではないのです。 一番の解決法は、ミスがミスじゃなくなること。 そこに持っていくには、上で既に語ったようなことが 挙げられるわけですけれどね。。
ミスはミス。 なかったことにするというのは、間違っても隠蔽ではありません!
失敗の穴を広げてどうするんです。( ̄▽ ̄;)
後にバレたら、当初かすり傷くらいのミスだったのが 致命的なものに発展しかねません。 バレなかったら、その分きっちり悪徳のツケを 積むことになります。 ワタクシはどっちも願い下げ。
ミスに対して挽回提案が出来たら、 それは大して怒られることにはならないことも 知っておいたら良いかも。。です。 良識があれば、きちんとフォローがある人なら 怒りませんでしょ。 むしろ、新しいアイデアの切り口や 発想の転換チャンスにもなり得るわけで。
きっちり挽回提案をしている。 同じことの繰り返しになっていない。 (同じミスをしては、同じ提案をしているようでは それは。。。。ね。。( ̄▽ ̄;)) という状態なのに、相手がヒステリックに怒る場合。 そんな時は、しおらしい顔をしつつも「あらあら。狂犬なのだわ。。 予防接種打っていけばよろしいのに。」
くらいに考えておいたらいかがでしょ?
ワタクシが昔務めていた法律事務所は、 女性弁護士でしてね。 それはそれはヒステリックです。 テレビに出るお仕事は大好きで、 非常にニコヤカに出演されますが。。
テレビに笑顔で出演される同じ方が、 氣に入らない女性事務員(大人しくてかわいい)に、 お茶の入った湯呑を投げつけたり。 事務所にかかってきた営業電話に、 お返事をした(断るために「結構です」と言っただけ)で「あんた!男の氣ぃ引きたいんかっ! そうじゃなかったら、物も言わないで ガチャ切り出来るやろ?営業電話なんかっ!」
と理不尽に絡んだり。
その恐怖政治は筆舌に尽くしがたいものがありましたわ。 同僚の一人は、事務所に届いた封書をハサミで開封作業している時に、 その弁護士が背後に立っただけで。。「もう、手が震えて震えて、 ハサミがきちんと使えないのよ。。」
ミスに対する恐怖心というのは、 極めたらそういうレベルまで行くということですわね。 狂犬以外の何者でもありませんでしたわ☆ 適切なミス処理に対して、狂犬の吠え声で対応された場合。●憐れんで流す。 ●きっちり躾ける。 ●狂犬と縁を切る。
の方法がありましてよ♪
そんな狂犬に遭遇することは、そうあるものじゃありません。 また、過去に一匹そんな狂犬がいたにしても、 周囲全てが狂犬ではありません。 なら、最も自分が叱られないで済む方法は、 保身よりも挽回提案・フォロー・謝罪セット。
叱られるのが怖い人ほど、そこに氣がついた方が 楽でしてよ。 普段から自分に言い聞かせているうちに、 脳の回路の方向が徐々に変わっていくことでしょう♪
「失敗は成功のもと」という使い古された言葉がありますが、 本当にその通りでしてよ? 失敗して初めて見えるものもあります。 初めて感じるものもあります。 学び方を知り、対処法の考え方を身につけ、 工夫をする脳を鍛え、自分の現時点での能力を知る。 そういうチャンスとして、これ以上のものは無いのですわ☆
ワタクシは結婚生活の維持に失敗経験がある人間ですけれど、 そこで学んだことや手に入れたものは、あまりにも大きかった。。 学ぶべきことを全て学べたわけではありませんけれど、 それまでのワタクシよりは、大きな進歩を感じていますわ。
ほぼ同時期に、ワタクシに 「ずっと離婚したくて悩んでる」 と相談してきた友人は、奥さんの「お互いに共通の友人も多いのに、 私に恥をかかせる氣? 離婚なんて見苦しい結果には出来ません。」
という言葉に何も言えず、今に至るまで10数年、 会話どころか目も見合わせないまま同居しています。 周囲の人間は実情を夫から聞かされているというのに。
幸せの価値観は人それぞれではあるけれど。。 そして、まさに夫婦共通の友人の一人である ワタクシの離婚を彼女がどう見ていたかを 当時しっかり認識することになった言葉でしたけれど。 ワタクシは全く傷つくことがありませんでした。
もともと、自分の弱みを知られるのは恥ずかしい という意識の薄いタイプではあったようですが、 この辺から、ますますその傾向を指摘されることが 増えたと思いますわ。
どうせ失敗したのであれば、早いうちに腹をくくり、 学べるものを全部学んでしまえ意識で 吸引していくと。。 ミスは怖いという呪縛も少しずつ薄くなりませんか? 保身でガチガチになっている時ほど悪手を打ってしまうものです。
落ち着いて、失敗したと知った瞬間に、「さぁ徹底吸収モード!」
と自動スイッチが入るようにしておきましょう☆ 本当にね、文字通りの100%失敗なんて なかなか出来るものではないと思いましてよ♪
ミスを怖がっていたら、僕は一体どうなることか! あまりにも日常なので、言い訳の必要なし! ・・・・まぁ、それはそれで問題です。 真似しちゃ~いけません。。すべては繋がっていて、 偶然はないのです!
ワ
タクシがその法律事務所を辞めた原因は。。 ●経理の女の子が、取引額への入金計算を間違えた。 ●間違えた計算結果に氣づかなかった弁護士が、 経理の女の子の書いた伝票を手に、私に振込み手続きのために 銀行に行くように指示を出した。 ●伝票の額のまま入金手続完了。 ●後に、間違い発覚。 その時の弁護士の言葉。「何やってるかなっ!フェムトっっ!」
ワタクシですの??( ̄▽ ̄;)
「あんたが振込み前に氣づいてたら良かったのに!! あんた責任持って、不足額を自腹で振込みな! いい? 不足額も追加の振込み手数料も、あんた持ちでね! それも勤務時間外に行ってよね!」
な
んてまぁ壊れていらっしゃるのかと。(笑) その場で申し上げました。「そ~ですか。ワタクシが取るべき責任とおっしゃいますのね。 では、ワタクシなりの責任を取りましょう。 本日限りでこちらとのご縁は無かったことに♪」
彼
女は、そういう抵抗をされたことがなかったのでしょう。 たじろぎながらも応戦。「・・・・・・・・あぁそう!わかったわよ! じゃぁ辞めてもらう。 今すぐ今月分の給料計算してやるわ! 給料欲しかったら、私の足元に土下座して 『どうか給料下さい。そして今の無礼な態度をお詫びします。』 って言いな! あんた、母子家庭の上に大借金抱えてるらしいやん? この就職難、うち辞めてやってけるわけ?ふふん♪ ほ~ら、欲しいんでしょ?給料。 土下座しなっっ!!」
確
かにワタクシ、当時前夫の大変な借金をかぶって その日の食べ物にも不安な状態でした。 お金は大事ですし、お金への感謝の想いも 忘れたことはありません。 ですが、数千万円の借金を抱えた二人の子供を持つワタクシより、 従業員に数百円の振込み不足金と手数料とをタカらなくてはいけない 法律事務所の方が、よほど事態は逼迫しているのでしょうから。。「余程お困りのご様子ですから、寄付申し上げますわ♪ 大事に使って下さいね!」
と。(笑)「他の事務員たちの前で、よくも私の顔をつぶして、 このままでは済まさない。。」
と言っていましたが、確かにそのままで済まなかったのは その弁護士の方で。。 ワタクシが辞めた直後に、同僚たちも一斉に退職しました☆ 弁護士活動は現在も継続しているようですし、 書籍を出していたりの知名度もありますが。。 この方のエピソードは、別の裏話として語れそうなので、 また機会があれば。。何
にせよ、単純な計算も出来ないくらいに経理の子が 委縮していたということ。 普段は、その経理の子が散々ターゲットになっていました。 結果、ミスを隠ぺいするようになっていたのですが、 ワタクシたち同僚は誰も責めることが出来ませんでしたもの。だ
って、発覚したら彼女の頭には お茶が入った湯呑が飛んでくるのです。 六法全書が飛んできたことも。。 ああまで心身ともに追い詰められたら、 保身に走っても仕方ないのでは。。と思いますわ。あ
の体験があるからかもしれませんが、 ミスに関してワタクシはかなり冷静でいられる方の人間のようです。 自分のミスにもまずテンパりませんし、 他人のミスも、 「わざと?」 みたいなレベルで、何の工夫もなく 何度も何度も繰り返したりしない限り 感情に火がつくこともありません。 むしろ、軽々しく隠蔽したり嘘をついたり、 言い訳したりされる方が感情に来ますから。。ミ
スの無い人間なんか、いるわけもなく。 未熟さ故の失敗は、熟練者も過去に通って来た道。 注意不足の失敗は、工夫で乗り切れるもの。 判断ミスは、不足していたデータが見えるもの。 極限状態におけるミスでない限り、 最大の学びチャンスと捉えて積極的に生かしましょう♪失
敗は成功のもと。 この言葉を芯から理解した時、またひとつ怖いものが減るのでは。。 とワタクシは思いますわ♪
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