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聞くこと
開運の極意!裏話

聞くこと

五感の中でも、耳の使い方の重要度は高いもの。 過去にもインプットの大事さをお話ししたことがありますが、 もう少し掘り下げて語ってみようと思いますわ。
世界で10本指には絶対に入るだろうフラメンコダンサーの
ラファエル・カンパージョのレッスンを受けた時に教わったことを
今でも思い出すのですが、彼は「耳が大事」と言いました。
自分の足音、周囲の足音、アーティストたちの歌声や掛け声、ギター。
全部きちんと聞くから調和するのだと。


フラメンコのキャリアが浅かったり、体得したものが少なかったり
という方は、こんなことを言いがちです。

「あぁ!後ろでギターや歌やパルマ(手拍子)が無かったら
 踊れるのに!」
フラメンコは、歌とギターと踊りが三位一体になってこそ
成立するものなので、「無かったら」フラメンコとは言えない。


それは周囲の音を聞かずに、自分のペースやリズムを
最優先にするなら体が動くと言っているわけで、
ラファエルが言ったこととは真逆なんですのよ。
例えば、子どもの頃の音楽の時間なんかに
初めて合唱だの輪唱だのに挑戦した時のことを
思い出して下さい。


周囲に、耳を塞いで歌っている子がいませんでしたか?
もしくは周囲の声が聞こえなくなるほど大声で歌う子。
合唱や輪唱は、周囲の音を聞いてそこに自分のタイミングや音を
合わせていく作業が必要ですわよね。

耳を塞いで「聞こえません!」状態を作って、
一曲が終わるまで自分が信じた音程とタイミング・リズムを
押し通すのはハイリスク。

もちろん合唱でも輪唱でもなく、
それは集団の中にいる独唱です。
耳が周囲の状態を感じ取って、自分の音や行動を
乗せていくことで調和するのですもの。


自分がまず音や行動を発して、周囲に合わせろという姿勢は
調和じゃありませんわね。
けれど、周囲の音を聞いてそこに合わせる自分の音を探す
というのが苦手だと、独唱に走りがち。


これはフラメンコじゃなくても、歌じゃなくても、
必要不可欠な感性で、このスキルがあれば
大概の環境にいても困り率は低くなるでしょうね。
もちろん、ソロにこだわりがある唯我独尊が
その環境のメンバーにいれば難易度は上がります。

そのメンバーがつっきったソロだったりすると、
調和も何も。。ですが。
テレビ番組なんかでも、対談や司会が上手いと言われる人や
頭の回転が速いと評価される人は
必ず「聞く」ことへの注力度が高いのを感じます。


調和・完成度の高さを考えた時に、聞く姿勢は欠かせないと
こういう場面でも見せられているようですわね。
一方で、おばさま方の会話でありがちですが
なぜ成立しているのか不明な会話を耳にしたことは
ありませんか?

双方が好き勝手に話しているもの。

ワタクシが印象深くて覚えているのは
電車内でのこんな会話。
『娘が孫連れて帰省してきてねぇ。』

「孫つったらうちのトイプードルが散歩を嫌がるんよ。」

『孫に会うのが1年ぶりだったんだけど、
 1年もたつと大きくなるね。』

「1年前はうちのトイプードルも散歩好きだったのにな。」
相手の言葉の1モチーフを抜いて自分の話に織り込むのは
最低限の礼儀のつもりなのか、
それでも片方はお孫さん、片方はトイプードルのことを

「話す」

ことにしか氣がいかないから、「聞く」つもりはなさそうで、
電車内にワタクシがいた20分の間、こんな感じで
一度もマッチングすることのない会話が
非常にスムーズに続きました。
お互いに目的は話すことであると完全に割り切っているのであれば、
こんな状態でも人間関係も壊れず、相手が何を言っていても関係なく、
周囲の耳なんかもっと関係なく、この会話で正解なのでしょう。


これなら、相手が壁でもマグカップでもタンスでも良いわけなのですが。
調和・ハーモニーは耳が大事。
歌や踊りについて上でお話ししましたし、
音楽の授業でも教わってこられたと思うのです。


一方、職場や家庭内やあらゆる場で
「調和を大事にしなさい」
みたいな訓示も受けたりされませんこと?
つまりは、調和・ハーモニーは何も踊りや音楽の世界だけで
求められるのではないということ。

踊りや音楽の世界での調和・ハーモニーは
「分かりやすい」という代表例に過ぎないのです。
集団の場では、良い結果を望むなら
絶対的に大事なのが調和・ハーモニー。

これが壊れると良い結果・成果への難易度が上がります。
だからこそ壊さないようにしないといけません。

そのためにも、聞く姿勢を大事にしましょう。
キャッチボールは相手の投げた球を受け取るから投げ返せます。

手ぶら状態では球を投げ返せないので、
言葉のキャッチボールが出来ませんからね。


すべては繋がっていて、
偶然はないのです!
れた調和は元に戻りにくいもの。
最初から壊さないようにしないといけません。


その場だけの満足感で、耳より口重視の
「聞くより話す」を選んでしまうとカオスですからね。



囲の話を聞きながら自分の話を進めたり
作業を進めたりするようにしましょう。

言動全てにハーモニーが発生し得ることを
知っているだけでも「聞く」の一歩前進です☆


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