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議論の成立

2019.7.18

議論の弱い人にありがちなもの。 それは、議論相手と同じポイントで議論できないことだと しみじみ思うことが、ここ最近いろんな場面で 見受けられました。 木の氣と火の氣に影響する、大事なことです。
議論に弱い人というのは、
議論の場を壊してしまっていることに氣がつかないことが
多いようです。


議論が成立しないと見なされたことを知らず、
それどころか「論破しました♪」くらいの勢いで
勘違いしていることも。
最近見聞きしたエピソードからひとつご紹介してみますわね。

某所で、家具の搬出作業が発生したそうです。
その搬出作業は、ボランティアさんたちによって
行われるもののひとつ。
熟練ボランティアのAさんが言いました。

「前に搬出作業で家具に傷が入ったことがある。
 こういう時に指示が欲しいので、
 ボランティアじゃなくて責任取れる人が
 現場に一人はいてほしいです。」
それを聞いた職員Bさんは、こう言いました。

「そうか~。Aさんいつも搬出業務で大変だものね。
 いつも肉体労働させられて疲れるよね。
 他のボランティアさんたちは、もっと負担の無い作業だし。
 確かにAさんはかわいそう。
 分かった!掛け合ってあげるからね!」
議論の苦手な人の典型です。

この人の場合、「論破しました♪」感は無かったようですが
こういう会話不成立を度々発生させるとのこと。
どの辺が典型かと言いますと、


  システムについて論じているのに対し、
  感情論でレスポンスする
昔のアルバイト先でも思い出すことがありますわ。

●職場の鍵をどの立場まで持っていて良いかどうか。

古いバイトさんが、社員だけじゃなく
自分たちにも鍵を持たせて欲しいと
主張したことがありましたのよ。
職場には社外秘書類や個人情報や金庫もあり、
何かトラブルが発生した時に
正社員じゃないと責任を負えないとして
バイトさんに鍵を持たせられないとの結論でした。
それはそうだろうと一アルバイトとして聞いていた
ワタクシの耳に飛び込んできたのは、
古株バイトさんのヒステリックな声。

「私はここで15年も働いてるのに!
 同僚と見なしてもらってないってことですか?
 まさかね?!
 
 仲間じゃないから?信用できないから?
 鍵持たせられないってそういうことですよね?」
15年働いていて、周囲と親しくしていようと、
ほとんど正社員な業務内容だろうと、

「正社員とアルバイトさんとは立場が違う」

という話を何度されても、

「自分は仲間じゃないのか!
 そんなに信用が無いのか!
 ずっと見下してきたのか!」

と騒いでいらっしゃいました。
彼女の主張では、それはアルバイト差別であって
個人が生き生きと社会貢献する意志を阻む、
とんでもなく非人道的なことだとのこと。


同じアルバイトの立場だったワタクシが
そこまでして会社の鍵を欲しがる理由って何?
と疑いたくなるような馬鹿な主張にしか聞こえません。
鍵をどこまでの立場の人に持たせるのか。

会社が正規雇用者のみと決めて、
そこに会社の判断があるわけです。
これがシステム。

それに対して「仲間じゃないのか。」
「アルバイト差別。」「見下してきたのか。」
これは感情。
上で語った家具搬出の一件は

「有事対策に責任者を正職員から一人つけて欲しい」
がシステム。
「自分ばかりが従事させられるのがイヤなんだろうな。」
は、感情論ベースの勘繰りです。
他に例を挙げるなら

システム・体制の提案
「子どもたちが将来恥をかかないように、
 普段から食事マナーに氣をつけよう。」
 
 感情論
 「そんなのに神経使ってたら味なんか分からなくなる!」
 「食事なんてもっと自由であるべき!」
システム・体制の提案
「健康のために我が家ではジャンクフードを控え目にしよう。」

感情論
「正しいことかもしれないけど、制限されたくない!」
家庭でも会社でも各種団体でも自治体でも国でも、
何かルールに関することで議論破綻させる主な原因は、

システム・体制論 vs 感情論

の発生で、こういう時の感情論は本当にグダグダ。
しかも感情論は大概はネガティブ火の氣を発生させて
自分自身が既に焼け焦げていることが多いので、
開運生活者としては、あまり近づかない方が良いのです。
こういう、全然違う土俵で時に議論の勝ち負けにこだわって
感情論を平氣でぶつけてくる相手ではなく、
同じ「システム・体制論の是非」で議論出来る相手に絞って
議論しないと、自分の木の氣を損ないますわ。

また議論の苦手な方は、まず自分が議論苦手だという自覚を持つこと。
そして自分が相手に投げているのが感情論じゃないかどうか
一歩引いて考える習慣をつけましょう。
その習慣だけで、夫婦の仲が良くなったり
職場の人間関係が改善していった例は少なくないのです。


議論慣れしている人や理屈屋が、
とっておきの切り札として提示されるのが感情論だと
非常に萎えてエネルギーを消耗しがちなので、
それが無くなると関係改善の可能性が上がりますのよ。
話の内容に関わらず、

「だって可哀そうじゃないの!」
「認められたっていいじゃないの!」

で無理を押し通そうとする人とか、
会話も議論も成立しませんよね。


すべては繋がっていて、
偶然はないのです!
単に言えば「今、そういう話じゃないですわよね。」
なことを言わないようにしましょうという話。

けれどシステム・体制の是非を考える時に、
感情論が1ミリも入らないのも
陰陽バランスが維持出来ず、おかしなことになります。


、陰陽バランスと言ってもシステム・体制:感情論が
同じ比率になることはあり得ません。

光と影の理想比率ですら、5:5ではないのですから。


システム・体制について議論が始まったのなら
システム・体制論で返していくのが基本。

感情論で議論が始まったのなら、
感情論で返しても良いでしょうね。

愚痴の延長レベルですが。


にせよ、「論破」だの「つっこみ」だのは
感情論を持ち込むと成立しにくいだけじゃなく、
ネガティブ火を発生させる悪徳になる可能性すらあることを知って
慎重にいきたいものです。

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