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生命の尊厳
開運の極意!裏話

生命の尊厳

ある占術家に最近言われたことです。 「鴨に矢が刺さっているからって大騒ぎして、  皆で救出とか意味が分かりません。    皆、鴨は食べているじゃないの。」
先週語った食育の謎は、
最近じわじわと自分の中に育ちつつあった

「起きていることを子どもたちに見せるべき!」

という大義のごり押しへの拒否感が、
ついに知人の鴨発言で表に出たワタクシの想いです。
なぜ矢が刺さった鴨を助けるのか。
それは助けたいと思うから。
無駄に失われる生命が惜しいからでしょう。


その子は食肉になっているわけじゃない。
生命を尊いものだと思っているからこそ、
生命は守りたいと考えるのです。


矢が刺さっているのは、パックに入った鴨肉ではなく
鴨として現在生きている生命体だから守りたい。
動物が、普段は食料にする対象を守ったり育てたりする例もあります。

食材として必要としていない時には、
生命体と解釈しているのでしょう。

動物学者の話によると、無駄な殺戮を嫌う動物が多いとのこと。
生命に対する尊厳の意識があるのでしょうね。
生命が宿っているものと物質化したもの。

生命が宿っているものと食材になったもの。

これは全然別のもので、

「いずれ食材になるのだから。」
「いずれ物質になるのだから。」

見捨てて当然というのはおかしな話。
いずれ物質にならない生命体なんて存在しません。

ワタクシたち全て、いずれ物質化する生命体のひとつですが
だからと言って見捨てられても仕方ないかしら?

まさかね。
とは言え、

「だから人間のために死んでいく動物たちの
 その死の現場を目の当たりにすべき。
 そうして生命の尊厳を学べ!」

にはワタクシは賛同出来ません。
出来ない理由は前回申し上げた通り。

生命の尊厳についての感性は
別の方法でも育てられますしね。
生命が奪われるのは可哀そうなのに、
肉は美味しそうと思うのはおかしいという意見を
前回もご紹介しました。


それは、布屋さんに出かけて巻かれた布を見る時と、
その布から作られた完成品を見るのとが違う印象になるのと同じで
何もおかしくないと思うわけです。
形を変えたものに、なぜ同じ感覚・感情を同じテンションで持って
当たり前という前提があるのか。


生命体が物質・食材に形を変えたなら
美味しそうと思って当たり前なのではないかしらね。
肉食動物の前に出現した動物が、
食材になるのか生命体として扱われるのかが
その肉食獣の飢え度によるように、
食材になる必要が無い時には生命体としての尊厳を大事にする。


それで解決するのではないかと思いますのよ。
生命への尊厳姿勢を育てるには、
感性の整備みたいなものが必要な氣がしてきました。


すべては繋がっていて、
偶然はないのです!
、大学の卒業旅行でドイツ・ミュンヘンの
ホークブロイハウスというところに行ったことがあります。

近隣の方が日常で立ち寄るタイプの国営のビアホール。

そういう人たちと長いテーブルを囲んでしゃべったりする環境だったのですが、
ワタクシたちと同席してビールやソーセージまで奢ってくれたのは
屠殺場勤務のおじさまたち。


らはいろんな話をしてくれましたが、中でも印象的だったのは


「最初のうちはつらい。でも怖いもので、人は慣れてしまうんだ。
 でも仕事ってそういうものなんじゃないかな。」

「僕らの仕事を氣の毒だと言う人たちがいる。馬鹿にするなと思う。
 僕らが仕事するからこのソーセージだって食べられるのに、
 氣の毒とか偉そうに言うなと思うよ。仕事なんだよこれは。」

「氣の毒な屠殺業の人を理解してあげましょうなんて活動は、
 どこぞの王侯貴族さまの言い分なのかねぇ。
 自分の仕事をそんな風に言われたらどんな氣がするんだろう。」

「子どもに見せたいと言ってくる人たちがいるけど、全く理解出来ない。
 あの場面を一般化しないために僕らがいると思っているし、
 そこに誇りを感じているんだけどな。」


時間くらい、それこそ家族のことや国のこと、趣味や好きな食べ物や
いろんな話をしましたが、仕事の話の時には目に強い光があった
という記憶があります。

そこに強いプライドを感じました。

間もなく、

「さぁさぁおうちに帰ろう。妻が待ってるおうちに帰ろう。
 うちの妻は怖いけどな~♪」

みたいな歌を歌いながら陽氣に帰って行かれましたが。



の次に同席したのは、原子力発電所勤務の親子。

あの時におしゃべりした相手は、皆さんとても記憶に強く残っています。
そしていろんな学びになった数時間だったと今でも思いますわ。



命の尊厳に対する姿勢をどこでどうやって学ぶのか、
次々アイデアも浮かぶことでしょうけれど
採用は慎重にした方が良さそうです。

中東の紛争国での処刑シーンや、天安門事件で人が死んでいく映像など
周囲に見るように強要していた人たちの共通ワードは

「日本は平和ボケしている!」

でしたが、陰惨な映像視聴が日本の平和ボケ問題解決になるのかしら?


和ボケしている場合ではないと何か行動を起こす人もいれば、
ただただ陰惨な映像で精神が衝撃を受けるという体験にしかならない人も
いることでしょうね。

そして一般的な効果としては後者が圧倒的なはずで、
それなら平和ボケ解決には別の方法を取るべきでしょう。

要するに、平和ボケが続いたらどんなリスクが発生するのかを、
精神衝撃のレベルを踏まえつつ、文書学習することが
まずやってみることなのでは。


を申し上げたいのかと言いますと、
全治数十年レベルの精神衝撃を受ける可能性のある方法は、
どんなもっともらしいことを言っていてもリスクが高過ぎますし、
そんな提案をしてくる人のほとんどが大した考えも無いということです。

「知っておくべき」と「見ておくべき」は別物と知って、
知っておくべきことは多くても、
見ておくべきものはそれよりずっと少ない
として自分や家族の精神を守る言葉の準備をしておいた方が
良い時代になっているのかもしれませんわね。

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