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私は悪くない
開運の極意!裏話

私は悪くない

何か問題が起きた時、 まず誰の責任なのかを決めたがる人がいます。 そんなことより問題解決の方が先ですわよ。 前回の裏話『どうして~しなかったの』 に関連する話ではありますが。 よくあることで、なおかつ見失う方も多いことだと思いますので お付き合いくださいませ。
問題が何か発生すると、最初に持ってきたいのは


「どう手を打つか。」


の決定です。
挽回になるのか、改善になるのか分かりませんが、
解決に繋がる一手を講じないといけませんわね。


問題発生に関して第三者の立場ですと
「どうして~しなかったの」と
マウントを取りたがる人が出てきますが。。
問題発生に深く関わった立場ですと

「私は悪くない!」

という主張からスタートする人が
少なからずいるものです。
悪いか悪くないかよりも、真っ先に

「この度はご迷惑をおかけします。
 解決のために力を貸して下さい。」

から始めるべきではないかしらね。
悪いか悪くないか、責任の所在がどこにあるかは、
問題の解決が見えてきてから、
今後の対策のために確認するタイミングで
考えれば良いことでしょう。


で、今後の対策のためというのが目的なので
保身のために適当なことを言ってはいけません。悪徳です。
ある印刷会社での出来事。
まだネットが発達していなかった時代のお話です。


地元のスーパーの開店セールのチラシという
ちょっと氣合の入った広告印刷仕事が
印刷会社の支店に入ってきましたのよ。
順調に発注分の印刷をこなしていたのですが、
そこに大型台風襲来。


田舎だったということもあり、長時間の停電で
印刷機が動かせず。

更に電氣復旧後も動かない印刷機。。
納期は翌日の朝ということになっていました。
大体20時間後くらい。

スーパーでチラシの最終確認をして、
それから新聞販売店に運んで折り込み依頼をする
という話だったと思いますわ。
けれど、機械が動かないことには
納期に間に合いません。

原稿校正が長引いたこともあって、
印刷スタートがそもそもギリギリ。

そんな中で機械故障です。
本部に連絡が来て、緊急会議スタート。

それこそ、前回の「なんで~しなかったの!」も
発生していましたわ。


「あの機械、古かったじゃない。
 なんで交換しておかなかったの!」
今回は別の話なので、その話をしますわね。
発生したのは



「予備の印刷機を納入したはずでしょう?!」

「いや、発注だけしたけど業者に運搬頼むとコストかかるから
 ●●さんがついでの時に運ぶと言って
 まだここの倉庫にあるよ。」

「配電に問題があるから電力会社の契約を変えるとかって
 そんな話になってなかったっけ?」
 
「あの印刷機は古くて仕上がり悪いのに、
 使い慣れたものが良いって、現場が交換に反対したんだよな。」
納期を守る一手に通じる話が、ひとつも含まれていません。

自分たちの精神をなだめるのには心地よいやり取りかもしれませんが
クライアントさんのことを考え、自社の信用を考えれば
納期をいかに守るかにエネルギーを使うべきところです。
この時、ずっと黙って考えていた社員のひとりが


「まず事情を先方にお伝えして、納期をずらせないか
 交渉してみてはいかがでしょう?」
 
「校正をあれだけ念入りにしたのです。
 版元の原稿を仕上がりイメージとしてファックスで見てもらうことにして
 新聞販売店への依頼や交渉も済ませておいてもらえば、
 わが社で直接新聞販売店に納品することで時間を短縮出来ます。」

「原稿を他の支店とこことに送ってもらって、
 ダブルで印刷機をフル稼働させて、
 完成させ次第納品しましょう。」

「新聞販売店も折り込み作業がありますから、
 一度に全納品じゃなくても、多少のタイムラグはあるはず。
 出来た分から運び込むという形でフォロー出来るかもしれません。
 とにかく時間勝負です。」
今なら元原稿をコピーしてネットで全店共有して印刷フォローと
なっていくことでしょうけれど、当時はもっとアナログ。


元原稿は問題の支店しか持っていなかったので、
完成した印刷物から抜き取って、各店にバイク便を走らせ、
その印刷物から版を組んで印刷作業。


新聞販売店への直接持ち込みという提案で、
20時間後納品を44時間後納品に変えて、
ギリギリ実現したと聞いています。
こういう問題が起きた時、

「■■さんのせいなので、私は悪くないです。」

と、自分の安全を先に確保出来れば
確かに安心で心地よいでしょうね。


でも、安全確保にはなりませんし、問題は解決しませんし、
そもそも誰も幸せになりませんのよ。
トラブル・問題発生時には、精神状態は不安定になります。
強そうに見える人だって同じ。
平常時とは違う状態になりますわ。


その不安定さに乗ってしまうのか、
不安定だからこそバランスを取れ!と自分に言えるのか。

そこが分かれ目でしてよ。
自分が不安定だからこそ、誰かを安定させなければいけない時があります。

自分が見えないものを見て、氣づかないものに氣づいてくれる
そんな可能性だってあるのですから。


自分と一緒にパニックに引きずり込むのではなく、
深呼吸して最短効率で出口を探す協力体制を作る事が、
自分も周囲も幸せに通じる道になるでしょう。
脊椎反射のように「私は悪くない!」の意識が
頭を占領してしまう方は、
その制御法を体得するしかありませんわ。


「本当に今主張すべきこと?」


と自問する習慣をつけて、解決への提案が出来るようになれば
悪徳な通常姿勢から陰徳の通常姿勢に進化しますからね。
とっさに保身を考えるシチュエーションこそ
要注意ですよね。

心に隙が出来る時こそ慎重に、
優先すべきことが何かを考えるべきですね。


すべては繋がっていて、
偶然はないのです!
められるのが怖過ぎると、
真っ先に「自分は悪くないと相手に思ってもらうために何をするか」
にエネルギーを使おうとします。


「そんな女性、多いよ。」


と言われたりしたものですが、いえいえ男性にも少なからず。



はミスを発生させるものです。
だから次は自分やまた別の人がやるかもしれないもの。

ミスに関してパーフェクトゼロが当たり前で、
ミス発生させたら生命の危機レベルでの責めがある
みたいな会社があったとしたら、大概頭おかしいでしょう。



にでもミスは起こり得ること。
今回は自分が発生させてしまったのだから、自分が謝ること。

自分が100%の責めを負う場ではないとしても
「だから自分は悪くない」
という主張はおかしいと知ること。

そして今から出来ることを考え、頭を下げて協力依頼する。



合によっては、このミスから新しい人間関係やチャンスが
発生することもあるのですから。

むしろそういう展開を目指すつもりで対処していくと
それこそ運氣的にもフォローになる開運行為ですわね。

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