苔のむすまで

バイカラータンザナイト。
この子も、このタイミングで発表されるのを待っていました。


タンザナイトはタンザニアの夜という名前をティファニーにつけられた、
２１世紀最強の願い叶え石と言われる子。

独特のブルーがあまりにも美しい石です。

タンザナイト自体は割と流通量があるのではないかしら。

ただ、その中でも美しいタンザナイトとなると
極端に量が減ります。

小粒のカット石の美しい子なんか、本当に大好きなのです。
ハイグレードの子に出会うと即座に連れ帰るくらいに好き。

ハイグレード＆バイカラー＆大粒ともなると、
その入手困難さはいきなりレベルが上がりますのよ。

くっきり二色に分かれているような配色の子も素敵だけれど、
こんな風に、元の石にほんのり別の色を重ねたようなバイカラーも魅力的。

由緒正しい日本庭園の庭石に、苔が生えてきているような姿。

君が代に出てきますわね。

「苔のむすまで」

苔が生える（生す・むす）までという意味ですが、
この「むす」が結びの語源と教わったことがあります。

君が代って、どこまでも素晴らしい歌詞だと
ワタクシは思いますわ。

君＝あなたの永遠の幸せを願う、深い深い愛情の歌。

むす＝結びであり、結びの結果に生まれてくるものがあると。
一例として息子・娘があって、どちらにも「むす」が入っていると。

素晴らしい言霊です。


いろんなところに「むす」はあります。

縁が結ばれたところに、何かが生まれるのですもの。

男女が結ばれれば、夫婦という新しい家族の単位が生まれます。
子を授かることもあります。

労力が結ばれれば、新しい雇用関係が生まれます。

仕事の縁が結ばれれば、新しい企画が生まれます。

食材との縁が結ばれれば、料理が生まれます。
全く新しい素晴らしい味覚が生まれることもあります。

チャンスの種は、非常にたくさん身の回りにあって、
その種を拾って結んで育んで何かを成す。

この繰り返しが日々を作っていて、人生を構成する。
人生って素晴らしいとワタクシは思うのです。

願い叶え石のタンザナイトに、うっすらと苔が生えたような
魅惑的なバイカラー。

それなら、この子を使ったアイテムのテーマは
「苔のむすまで」に決まり。

現に、ワタクシのデザイン画の端に書いているのです。
「苔のむすまで」。

そしてそれはこのブレスレットの名前になりました。

嬉しいことです。

こんな風に卸さんのご厚意で
とんでもなく美しい石たちと今回も出会えました。

さて両サイドに、片側が強化数２粒で合計が安定数４粒の
極上グランディディエライト。


夜明け前の湖のような色です。


グランディディエライトについては、思うところがありますので
あちこちで語っていることですがお付き合いください。

１９０２年にマダガスカルで
フランスの冒険家アルフレッド・グランディディエさんに
発見されていた石ですが、注目され始めたのは２０１８年あたりという
天然石業界では新顔ジャンルでしょう。

データ的には非常にレアで、これまでに発掘された原石は８００kg
（うち、透明度の高い箇所はなんと６０g）
宝石質で１ct超えは１０個未満と言われるレアさ。


なのに、やたらに見かけるようになってきた不思議石です。
魚沼産コシヒカリのような事態ですわ。

輸入ルート次第では、
怪しいと考えるべきだと思うのですけれどね。これ。

石の名前の由来は発見者名なのですが、
この名前自体が、非常に強い土の氣・運氣地盤運を持ちます。
（更に色味から木の氣もあります。）

五黄土星の年には、更にエネルギーが強くなりますわ。

この部分の配置で、苔むすエネルギーが強化され、
安定して運氣地盤に入るという流れをつくりますのよ。


結びが成果に繋がりやすくなるように。

その隣の大粒な深い藍色の石はロンドンブルートパーズ。

天然石のプロにも盛大に驚いて頂けるレベルの、
大粒ロンドンブルーです。


トパーズは宇宙の叡智を授けてくれる石と言われ、
学習力や知力の引き上げを応援してくれる石。

クリアな思考回路を維持して、
積極的に叡智に触れる機会を呼ぶとされています。

良い縁を引き寄せたり
珍しいものに出会わせてくれることもあります。


チャンスを成果に結びつけるための叡智を授かるために、
また、チャンスとの出会いそのものを増やすために、
このポジションで働いてもらいましょう。

そこから並ぶ片側４粒の黒い石は、同じ石に見えるかもしれませんが、
コーネルピンとシルバーシーンベリルという石の組み合わせ。

光に透かしてご覧になると、二種類の石が交互に配されているのが
お分かりになるかと思いますわ。

コーネルピンは、透かすと赤みを帯びたブラウンになるはず。
多色性の石なので、必ずしも赤みブラウンオンリーとは限りませんが、
今回使用しているコーネルピンは、その系統の色が強い子たちです。

心の状態が不安定な人には安定をもたらし、
周囲とのコミュニケーションが苦手な人には、
人間関係をうまくまとめるように促す石とされていますわ。

また、詐欺や不利な契約、理不尽な取り決めを事前に見抜くのにも
活躍する石としてお守りにする方の多い石です。

シルバーシーンベリルは、ブラックトルマリンを内包したアクアマリン。


なので、光に透かすとブルーブラックという感じの色が見えて、
とてもクールな質感になりますのよ。

この子は財の石。
持ち主の、まだ見つかっていない金運・財運・能力を掘り起こすのが得意で、
思わぬところから富をもたらすと言われていますわ。

運氣とは、運ばれてくる氣です。
運ばれるのは「人の手」で、通ってくるのは「道」です。

人とのコミュニケーションによって、運んでくれる人が増え、
公徳心（道徳）が道を増やしますわ。


このブレスレットでは、コーネルピンが人の手を増やし、
コーネルピンとシルバーシーンベリルの組み合わせが道を増やす。
そんな組み合わせなのです。

透明な石は水晶。

周囲の石たちの氣を取りまとめてパワーアップする、
縁の下の力持ちのような存在。


よりエネルギーを増幅させる形状配置にしてみました。

「むす」の力は、実現の力です。
望んだことを、チャンスに恵まれたことを生かしていく力です。

生産性のある思考・行動、そこから直結する生産力は、
きっと周囲の人の心も人生も豊かにしていけることでしょう。

あなたの幸せが、どんどん成長していきますように。
苔のむすまで続きますように。