シールドマスク～ジャパネスク～

高島ちぢみという伝統的な布が存在します。
滋賀県高島市で２００年以上育まれてきた布ですわ。

目を近づけてみると分かる、細かく細かく刻まれた
うねのようなシボのようなシワ。

そして表面の大きなざっくりしたシワ。

通常の織物より約1.5倍多いよこ糸の撚り。
これが、シボを作り出すのだそうですわ。

この独特の織りが、優れた吸湿性を生むのですって。

汗をよく吸い、乾きやすく、他の織物より形状的に肌に密着しにくいので
いつも爽やか。

夏の着物によく使われるのが高島ちぢみなんですのよ。

本来、通氣性の高さはマスクには問題。

通しやすいのは空氣だけじゃなく、ウイルスや花粉その他の
歓迎しないものまで「よく通しますよ♪」と言っているに
等しいのです。

通してどうする！なマスクが、現在あちこちで量産されていますわね。

とは言え、暑さや蒸し蒸しとの闘いにも限度があります。


さぁ。暑さに負けてウイルスウェルカム！にするか。
暑さと湿度に耐えてウイルス断固拒否！にするか。


Ｍａｇｉｃ Ｗａｎｄｓは、やっぱり良いとこ取りしたいと考えますわ。
つまり、

　　　「暑さも蒸し蒸しもウイルスもいらん！」

のです。

そこで高島ちぢみ。
通氣性はあるのに、ややこしい形状が活躍する。。

同じ通氣性を持つ一般布があるとして、
この織り方ですと、ろ過力も期待出来そうではないですか。

良い高島ちぢみを探すうちに見つけたのは、
時に小さく「中国製」と書いてあるものがあること。


何ですか？それ。
どこが高島ちぢみ？

日本のちぢみ技術を中国で再現したかもしれないけれど、
高島って言って良いの？

というわけで、当たり前ですが日本製です。

材質的には綿１００％。

紺のちぢみは、桃のちぢみより若干シワ少な目
という説明を受けています。

その代わり、キシリトール加工されていて清涼感あり。

桃のちぢみはシワ多めな分、さらりと着用して頂けますが
キシリトール加工はされていない分ですわ。

でね、今回はまた内側もすごい。
日本のプライド炸裂な内布です。

　　　冷感加工された日本の絹！

日本の絹１００％♪

上の紺のちぢみでも登場した、天然成分のキシリトールを配合して
ひんやり加工した日本の絹。


どうですか！もう本当に心地よいんですからこれ。

実は冷感加工されたシルクをいろいろ探してきました。
これもね、ひどいものが出回っているのです。

あまり細かく申し上げられませんが、

「え？それ。。絹じゃない。」

なものを、相当見つけました。

それを材料にしたマスクを作られているところも
見かけました。


絹じゃないものを絹と言って扱うと、
個人の方なんか間違えて買ってしまうでしょうにね。。

もうこれは見つからないかもしれないと諦めかけた時、
ついに見つけたのが、この冷感絹です。


素晴らしい絹！
これこれ。絹はこれ！

絹糸というのはタンパク質の二層構造。

セリシンという成分、聞いたことありませんかしら？
化粧品の成分にもよく使われるもの。

あのセリシン（タンパク質）が絹糸中心のたんぱく質フィブロインを
包んでいるわけですのよ。

これが二層構造。

このセリシンにはＵＶカット機能に抗菌作用に抗ウイルスに
抗酸化作用があるというので、この美肌効果を狙って
化粧品に配合されたりしますの。


雑な処理をされた絹は、恐ろしいことに
このセリシンを全部はぎ取ってしまうそうですわよ。

何してくれてるんですか。。

でも、あらゆる絹製品の説明に

「ＵＶカット！抗菌！抗ウイルス！抗酸化！」

と書かれているような印象がありますわ。

明らかに雑処理してるとしか思えない絹製品にも
呪文のようについてくるキャッチコピー。

とは言え、嘘ではないんですのよ。
なぜなのか。

はい。ここでフィブロインの出番。

実際絹糸の７５％はフィブロインですしね。

フィブロインにもＵＶカットや抗菌・抗ウイルス力があるとされ、
更に環境ホルモンなどのガス吸収性もあるとか。

通氣性・浸透性は高いのに、防水力もあり、
その特徴からウイルスが通過しにくいのだそうです。

やっぱり絹優秀！

でも、フィブロインとセリシンのタッグバランスが良いものが
より優れた性能なのは当然ですけれどね。

雑処理の絹は、このフィブロインまで
削ってやせ細った状態にするのだとか。

ほんと、絹という看板だけで飛びついちゃダメなものです。

絹もピンからキリまである。

この極上日本絹・ひんやりキシリトール加工♪が
内布です。


更にシールドマスク夏バージョンでは必須と考えている
内ポケット仕様ですからね。

そこにフィルターも差し込めるのです。

Ｍａｇｉｃ Ｗａｎｄｓが「良いとこ取りだ」と申し上げたわけ
伝わりましたかしら？


暑さも蒸し蒸しもウイルスもイヤ。いらない。
でも美肌は欲しい。

マスクつけてる間にお肌のお手入れが出来たら素敵♪
そんなわがままを日本のプライド・伝統の粋の集合体で
実現してもらいましょう！なコンセプトで、このマスクは生まれました。

お手入れは、水で優しく手洗いしてくださいね。
お湯で洗うとシルクが縮みます。

シルクやおしゃれ着用の洗剤をお持ちなら
なお良しです。

どうしても洗濯機で洗うのであれば、
おしゃれ着モードやデリケート衣服用の
モードで。

洗った後は布の性質上シワが入りやすいです。
氣になる方は当て布をして、低～中温のアイロンを
ご使用ください。

マスクゴムも選択肢が広がりました。

原価、かなり違ってきますけれど
日本の老舗が丁寧に作って下さっているマスクゴム、
かな～りおすすめです。

石たちも選べますわ。

問題解決石のモリオンさま。
金運大リーガーな翡翠。
万能運氣エネルギーの基本石な水晶。
まず足元から整えるスモーキークォーツ。

フィルターもこれまで通り選べます。

これまで発表してきた、フィルター用ポケット付きの
「シールドマスク」の換えのフィルターもそろそろ
必要になるころかしら…？ということで、

今回から洗えるフィルターはオプションではなく、
単体でご縁付けが可能になりました。

必要な方は、買い物かごに入れるのをお忘れなく！

日本の夏そのものな生地の高島ちぢみ。
浴衣と言うより、夏和装かしらね。

その爽やかな見た目の内側には、
極上の絹がキシリトールひんやりで待機。

途中にはフィルターも待ち構えているという
マスク機能を決してないがしろにしない夏マスク完成です。

夏は暑い。暑がりのワタクシはよ～く分かっているつもり。

でも、暑いからって
「マスクはもう適当でいいよね。
暑いし。
　取りあえずマナー的なところを守ったらいいんじゃない？
　
　今は通氣性でしょ。通氣性。
　暑いんだから仕方ないって。」

という、よくある夏マスクはやっぱりあり得ないと
ワタクシは思うのです。