マイナス感情 その２

怒りがヒーリングになる時もある。

そんな考えになぜ至ったのかを
お話ししてみたいと思います。

Ｍａｇｉｃ　Ｗａｎｄｓが独立した時に、執拗に
嫌がらせをしてきたショップさんがありました。

その心根のようなものに傷ついたりしていましたが、
Ｍａｇｉｃ　Ｗａｎｄｓとそのショップさんの
両方をご存知のお客様たちが、猛烈に怒ってくださったのです。

Ｍａｇｉｃ　Ｗａｎｄｓにはたくさんのエールが届きました。
そのショップさんに抗議の電話をかけられた方も
いらっしゃいました。

結果。。。。

ワタクシの怒りは霧散しました。

ワタクシの分以上に皆様が怒ってくださったのだと思うのです。

今ではすっかりネタ化している、あの時受けた数々の嫌がらせは、
逆に心ある卸さんたちが

「絶対に応援するから！
　あなたたちみたいなショップは頑張らなきゃいけない！」

と、温かいお言葉とともに味方になって下さることにもなりました。

この時の卸さんの感情にあるのも
「怒り」
だと思うのです。

今でも、Ｍａｇｉｃ　Ｗａｎｄｓがコピーされていることに対して、
レイキの変な伝授をしようとしているティーチャーに対して、
怒りのメールを定期的に下さるお客様。。

この方々が怒ってくださることで癒されている部分は
非常に大きいのです。

コピー行為には傷ついているのにね☆

そう。もちろん
「皆さんが怒ってくれるからコピー大歓迎」
ではありません！

そういう話ではなくて、怒りが癒しに繋がる時もあるという
例を挙げたまでのこと。

野球の清原選手は、現役時代にデッドボールを受けて帰宅すると
お母様が相手投手に大激怒していたために
自分の腹立ちが毎回かき消されたと、
テレビでお話しされてましたしね。

怒りには、そんな効用もあると思うのです。

また、叱られることで相手の深い想いが伝わってくることも
あるものです。

「そんな無茶な仕事の仕方して！」

なんて、ワタクシは子供たちによく叱られますが、
嬉しいものです。

叱られるのは、自分のことをきちんと見守って
心配してくれるから。

小さい子供なんか、親の氣を引くために
わざと叱られるようなことをしたりしますしね。

自分の小さな権利を守るために、常にぴりぴりしているのは
美しくないものなのです。

でも、大事な存在のための怒り。
自分の尊厳を守るための怒りを否定する必要が
どこにあるのかしら。

また、自分が過去に怒った経験は、
現在の周囲の人の痛みを自分のものに出来る
大事なキャリアだとワタクシは思うのです。

常に誰かに守られ、風にすら当たらない温室育ちで
無傷の心のまま大人になった人を魅力的に感じられるかしら。。

痛みを感じたことがないから、他人の痛みも想像出来ず、
苦しみを感じたことがないから、他人の苦しみも想像出来ず、
全ては別世界のことだから、何を言っても微笑んでいる。。

好みの問題かもしれませんが、
ワタクシは痛みを知っている人に魅力を感じます。

怒り、そしてそれが蓄積したマイナス感情は
経験したことをキャリアにして、他人の痛みを
共有するために使えるなら
ワタクシはマイナスなことではないと考えています。

以前もお話ししましたが、烈火はダメですわよね☆

客観性を失って、ただ怒りをぶつけるような態度は
キャリアに数えがたいかと思います。

現状への不満（＝小さな怒り）が数々の発明を生み出し、
豊かな感情が、数多くの文学を作り、文化になってきました。

怒りがない世界では、全て現状を受け入れるわけですから、
今もなお縄文スタイルな世界が続いていたかもしれないわけです。

怒りを短絡的に否定するのは、怒りの持つ表面的イメージに
翻弄された結果なのではないかしらね☆

そんなわけで、自分が怒りに支配されたことがあっても
自己否定をする必要なんかないと思いましてよ☆

それを、どう生かしていくかを考えましょう♪

ヒーラーに
「修行が足りない。怒ってはいけない。」
と言われても、
「むやみに怒ってはいけない。」
に
頭の中で翻訳した方が良さそうです。

火も、大きくなれば火災という大変な災難です。
でも、その火で料理をし、暖を取るのです。

要するに使い方の問題。

風水では、怒りは火の氣。
文字通り、使い方に注意をしないといけません。

怒りはマイナスの火という分類なのですが、
マイナスはプラスに転化させることを考えたら良いというのも
風水の考え方。

一面だけを見て、自己否定しないで下さいね☆