五行色体表

五行色体表って、木・火・土・金・水に分類した
まぁあらゆるもののこと。

ワタクシ、味覚や体のパーツや
顔のパーツや感情その他に関して、
一般に流布されている五行色体表に則さない
説明をしています。

東洋哲学に一般ルートからアクセスなさると、
初日に渡されるのが、この五行色体表なのではないかしら。

そして、この五行色体表と違うことを言う人間がいると、
疑問を持たれたり、「物を知らんのか」扱いをしたり
という方も出てこられるかもしれません。

一応申し上げますが、
ワタクシのところに
そんなクレームが来たわけじゃないのです。

ちょうど身内での話題に五行色体表が出てきたんですのよ。
五行色体表を語る「タイミング」なのかもしれませんわね。

東洋哲学はファジーだと散々申し上げているのですが、
五行色体表は「絶対的正解ルール表」と認識なさっている方、
ものすごく多いのです。

実は五行色体表は専門的に掘り下げていくと、
つじつまの合わない部分も多く出てきますのよ。

なので、あれは

「適度に参考にしてね表」
「これを基本にしてきた地域もあるという表」

くらいに考えておくのが無難。

正解もあり不正解もある表。
時に正解になる場合も不正解に変化することもある表。
時代によって形を変えていくこともある表。
基本的につじつまは合わない表。

なのです。

ワタクシは、甘は金の氣と申し上げています。

喜びも金の氣。
目は火の氣で口は水の氣。。などなど。

例えばね、五行色体表では辛さが金の氣ですが、
辛さを作る唐辛子他の調味料は火の氣と言っていますのよ。

唐辛子が火の氣なのは同感だけれど、
火の氣の調味料が作り出す味は金の氣と。

「辛」という文字を見れば、あれは十干の「かのと」で
金の氣ですけれどね。

何せ合いません。

金の氣に金運は含まれますが、
同時に悲の感情も金の氣と言っているのが
五行色体表。

金運が上がると、悲しくなるものらしいです。。

というわけで、ワタクシの風水の中国人師匠は
おっしゃいました。

「五行色体表なんて、軽く参考にする程度に
　大雑把に見ておくに限ります。」

「あれを絶対的ルールブックにすると、
　自己満足は出来ますけれど、現実的じゃありません。」
　
「そもそも、自分の脳を使わずして
　開運理論は導けないものですが、
　絶対的ルールブックの書なるもの存在するなら、
　それをパソコンに入れておけば
　鑑定も診察も不要でしょう。」

この分野の特に医学では、
「？？」なものも多いというのがワタクシの考えです。

例えば「似類補類」という言葉があります。
不調のある部分に形が似ているものを食べると改善！
みたいな意味。

（例）「タラの白子は脳に良い」。

「以臓補臓」という言葉もあります。

不調のある部分を他の動物の同じものを食べて改善！
みたいなもの。

肝臓が悪いなら、レバー食べたら良い的なもの。

この「似類補類」「以臓補臓」について、
仙人師匠にどう思われるか聞いてみたことがありますわ。

一刀両断でした。

ワタクシもかなり似た考えではあります。
一刀両断まではしませんが。

それこそ、ファジーに作用する場合も
無いわけではないので。

結局のところ、五行色体表は、
自分が手に入れたデータの統計から
割り振って修正加えていきつつ、
元データも臨機応変に使う

というのが正しい使用法なのだと思いますわ。