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お盆 ~風水的開運イベントデー~

2017.8.3

風水的イベントデーに関する説明です。 今回はお盆。 お盆の時期にやっておきたいこと、氣をつけておきたいこと、 その他いろいろ語ってみます☆
皆さまよくご存じのお盆です。
大人にとっての夏休みでもありますわね。


学生には当たり前な夏休みが、大人には簡単には与えられず、
お盆という大義名分があるからこそ獲得できるお休み。
逆に言うなら、お盆はそのくらい重要ということですわ。


さて、なぜそんなに重要なのか。
お盆は仏教行事であって、それ以外の何物でもない
と思っていませんこと?


実は微妙に違います。
お盆は、日本古来の祖霊信仰に仏教が融合したもの。


むしろ、神道ありきなものがお盆です。


神道=自然崇拝ではありますが、太陽である天照大神は皇族の先祖でして
その祖霊崇拝をしているわけですわね。
日の本に 生れ出でにし益人は 神より出でて神に入るなり
 (江戸時代の伊勢の神宮の神官 中西直方の歌)

祖先の神から生まれた自分は、やがては祖先の神のもとへと帰っていく。


これは日本人の古来の観念と言われますのよ。
先祖が里帰りするお盆は、すっかり仏教のもののようになっていますが、
本来は仏教の考え方は


人は死ぬと十万億土のかなたに消える


のですものね。


日本には「草葉の陰から見守っている」という表現が
あまりにも自然に定着していますが。
その地に留まって子孫を守るという考え方は
仏教が日本にやって来てから取り入れられた
仏教界のニューウェイブな観念と言えるでしょう。


元祖な話をするなら、お盆は神道の行事だったようですしね。

旧暦七月十五日を中心に祖霊をお祀りする行事でした。
「日本人の死後の観念、即ち霊は永久に、この国土のうちに留まって、
 そう遠方へ行ってしまわないという信仰が、
 恐らくは、世の始めから、少なくとも今日まで、
 かなり根強くまだ持ち続けられている」

(柳田國男『先祖の話』より)

とまぁ、民俗学の権威も目をつけた
その観念が、日本にやってきた新しい宗教(当時)の仏教に
強い影響を与えたのでしょうね。
柳田國男は「世の始めから」と言っていますので
日本が成立した時には、この


「先祖の霊が留まる」


という考え方があっただろうと思われるほどに
自然に当たり前に空氣のように存在していた概念なのでしょう。
西暦2017年は、皇紀2677年。

2677年も積み重ねられてきた考え方が

「先祖の霊が留まる」

であり、祖霊崇拝であり。。


お盆となっているわけです。
大人の夏休みが、2677年間の重みを土台に成立していると考えると
背筋が伸びませんこと?


日本人は、先祖に感謝して子孫を慈しむ文化で生きて来たのですわ。
さて、開運学的なお話に進みます。


風水で言うと、お盆は土の氣と金の氣の両方を持つもの。


祖霊とは、一般には自分の直接の先祖の霊を表現するようですが、
開運学の見方では、自分に何かの形で関わりのある昔の人の霊・魂と
考えると分かりやすいのではないかしら。
何かの形で関わりのある祖霊という存在は、
例えば神社に祀られている神様も、そういう存在。


日本で語り継がれる歴史上の英雄だって、
その存在が無かったら今の日本ではないかもしれません。

関わりのあった方ということになります。
お盆は、そういう祖霊への感謝の確認の日にすること。


お彼岸・お盆は感謝と供養の日です。

この日の行楽は、感謝と供養の後にしましょう。
結婚式は避けた方が良いですわ。
盆踊りも、可能なら参加して下さいね。
子孫から祖霊への奉納舞になりますから。
ワタクシが日頃、お盆と無関係に申し上げる「奉納舞」は
願掛けの舞という意味合いがあります。


細かい複数の条件をクリアしている前提ですけれどね。
けれど、盆踊りは供養と感謝の舞という位置づけの奉納舞です。

技術は無くても良いですし、ほんの少し目立たないところでそっと。。でもOK。
衣装も問わないので、とにかく心を込めて踊ること。

祖霊への感謝の心をもって踊ることですわ。
土の氣の民族の日本人は、伝統習俗を大事にして
感謝の心を確認することで、開運の土台が築かれますからね。



すべては繋がっていて、
偶然はないのです!
くから日本で受け継がれてきた祖霊祭と、仏教の盂蘭盆会が
何だかくっついてしまったために、お盆が仏教行事になってしまったようです。


祖霊への想いの確認が出来るなら、それが神道でも仏教でも良いのでは
という氣もするのですけれど、本来の姿は知っておくべきでしょうね。

あくまで日本独特の考え方ですから。



運の見地からも、この考え方を基盤に置かないと
いろいろズレが生じますわ。


外国で使用されている風水措置を、そのまま日本に持ってきても
大して期待は出来ません。

そういう措置が正しい!海外では実績をあげているから!
とおっしゃる方を、それはそれはたくさん見かけますが。。


本と海外では地形条件も歴史も、民族の心の基盤も違います。

風水が心理学と科学の融合である以上、そこを無視して
風水措置が成立するわけが無いのですわ。


海外での風水措置をそのまま日本に持ち込むのが
正しいとする考え方は、ワタクシには、

「具合の悪い魚の水槽に、この薬を混ぜたら改善したよ。
 その鳥さんの餌にも、この薬を混ぜたら元氣になるはず!」

という、とんでも提案に聞こえます。


古というわけで、お盆の観念が大事になってきますのよ。

祖先神となっていく祖霊。
子孫を見守り続ける祖霊。
お盆にお正月にと、その神様をお迎えして祭る日本の文化。

この概念は、日本人が幸せに開運していく上での基盤です。

大切にしましょう☆

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