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良いものは残る?

2016.4.7

ネットで見かけた、こんな意見。 七草粥を作らないどころか、存在すら知らない家庭があることを 残念に思われる方に対してのものですわ。 「良いことは残る。  廃れるにはそれなりの理由があるというだけ。  誰が好き好んで雑草のおかゆなんて食べたいのか。」 これはまた。。( ̄▽ ̄;)
まず、「良いことは残る」と断言なさっているその前提自体が間違い。


本当に良くある勘違いですが、例えば「良いものは売れる!」
と考える頑固職人さんが自分の全力を打ち込んで
作っていらっしゃるものが世に出ないなんてことは
あるあるな話でしょう?


歯車がひとつズレるだけでも、良いもの・良いことは淘汰されますわ。
そもそもが、おっしゃる「良い」の概念が曖昧。


雑草のお粥とおっしゃるけれど、これはお正月の暴飲暴食に対して
胃腸を休める意味があるもの。

更に東洋哲学の観点からなら、7種の植物を新年7日目に食すということに
深い意味があります。
体に「良い」。運氣的に「良い」。

けれど、この意見者にとっての味覚には「悪い」。


この、個人的な嗜好に合わない可能性のある「悪い」が発生するだけで
他の「良い」を全否定した挙句の判定が上記意見なわけです。


大変にリスキーなことですわね。。
「廃れるにはそれなりの理由がある」

まぁそうです。


面倒とか古臭いとか興味がないとか、そういう個人個人の小さな世界での
瞬間的な感情・感性は、たびたび伝統が廃れる理由になってきたと
ワタクシは思いますわ。
でもね、伝統行事っていうものは


「その日のランチに何を食べるか」


と同じ視点感覚で語ってはいけないものなのではないかしら?
現代を生きる我々には、先祖たちが築いてきた
過去の歴史の知識は不要ですか?
仮に自分が生かせなくても、
子孫たちが何か生かせるかもしれないのにね。


温故知新という言葉をご存じなら、伝統や習慣の中には
思わぬ可能性も眠っていることを考えなければいけないと考えますわ。


「誰が好き好んで雑草のおかゆを食べたいか」が
判定基準になるのは論外なのではないかしらね。(笑)
まぁ、七草粥ってあく抜きをきちんとしたら、とても美味しいものになります。
生米から丁寧に作った七草粥は、うちの息子たちをお粥ファンにしたほど。


少なくとも「好き好んで食べる人」も存在していますわね。
今回の話には蛇足ですけれど。。
面倒くさい。。という思いを、合理性だの未来志向だのという言葉で
包んで正当化して自分のルーツを支えるものを切り離していくような
悪徳は避けたいものです。


伝統は個人の嗜好で切り捨てて良いものではなく、
代々伝えていく義務があるとワタクシは思いますわ。


できれば、その伝統の良いところや楽しいところを
上手に伝えていってほしいですけれどね☆
伝統についての視点を間違うと、
子孫にとって大きな損害をもたらしかねないなんて
恐ろしい話ですよね!


大体、「良いことは残る」なんて他人任せにして良い話でもないでしょう。

「良いことは残す」べきなんですから。


すべては繋がっていて、 偶然はないのです!

統らしい伝統が無い国や、合理化の名のもとに国策として 伝統を切り捨てた国があります。 こうした国々が、日本の伝統をどんなに羨ましく思っているか。 お金を使って買い取ってでも、日本の伝統を横取りしようとしてくることからも、 伝統の存在がどんなに大切か、そういう方向から認識することだって 出来るのではないかしらね。

在が当たり前で、維持する手間や大変さの方に意識を奪われて ないがしろにするなんて、本末転倒と感じます。 日本の旧家に伝わるものって、それぞれあるかと思いますけれど、 その維持の大変さを想像しながらも、やはり素晴らしいものだと尊重しますし 維持する方々への尊敬の念もあるものなのでは? 場合によっては憧れだってあるかも。

れを「あんなに大変なこと!バカバカしいったらないわ。」とか 「あれがうちに伝わってなくて良かった~~~~♪」とか そんな風に小馬鹿にする方もいらっしゃるのかしら? あまりにも美しくない姿勢と感情ですが。。

の国の伝統・文化・歴史はその国の宝です。 根拠もない上にぼんやりした「良いもの・悪いもの」判定の上に 明らかに事実に反する「良いもの・良いことは残る」という考えで 他人任せの伝統維持姿勢を取るのは、 自分の国を足蹴にすることにすら思えてしまうのです。 特に日本は土の氣の国。 伝統という土の氣は、無条件で大事にしましょう。

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