成功者は手段を選ぶ

成功者がどういう方を指すのかも難しいものはありますけれど、
ここでは事業を起こし、大きくして経済的に豊かになっていて、
一定以上のリスペクトを集めている人のこととして
お話ししてみます。


ワタクシは上記メッセージに対しては
「成功者に対して礼を失しています。」
と回答しているのですが、この言葉の刃は本人にも向かうもの。


成功者の定義が「自己中心」「汚い手を使う」になっていると
日々の生活から金の氣が損なわれてしまうのですわ。

この定義に出会うのがレアケースでしたら、
ワタクシここで取り上げません。
いつか氣がつかれることを祈りつつ、自分の日常に戻ったと思いますわ。


自分の日常。
つまり、より多くの方を開運環境に置いていくことを考えるのです。


でもね、この成功者定義は決してレアケースではないと感じました。
ということは、ここをお話しすることこそワタクシの日常。

まずは、なぜこの考えが自分の日常から金の氣を奪うのかを
お話ししますわね。

理由は２つ。


●その成功者評価は、自分を成功者ではないと
　明確に位置づけているからこそのものである。

●自分の生活を支えているのは、成功者の業績によるもの。
　その恩恵に感謝するチャンスを逸しているからである。

「成功者ってさ～、卑怯な人多いよね。」
「美人ってさ～、意地悪な人多いよね。」
「頭脳明晰な人ってさ～、冷たい人多いよね。」


こうした表現は、「自分はそのグループに含まれていない」のが前提。

「成功者」「美人」「頭脳明晰」など、
どう考えてもプラス要素グループから
わざわざ自分を追い出す言霊。

言えば言うほど、自分をそのプラス要素から追い出す環境を作る
かなり恐ろしい言霊なんですのよ。

その結果。。きっと皆さま思い当たる例があるかと思いますが。。

成功者を必要以上に悪く言う人は、常に余裕がなく
美人を必要以上に悪く言う人は、いつのまにか本当にイヤな顔つきになり
頭脳明晰な人を必要以上に悪く言う人は、頭脳労働に向かなさ過ぎる。



こんな展開へと導かれていってしまいます。

もしも悪く言いたいのであれば、マイナス要素を相手にすれば
逆の流れが生まれますわよ♪


貧すれば鈍する。
お金に汚い人は、生き方全体が汚い。
３０代を過ぎたら美醜は自分の責任。
怠け癖は頭を悪くする。

強烈な棚上げ癖があったり、客観性皆無だったりしない限り、
これは実は自分を強烈に悪いものから解放する言霊になったりしますの。


「言葉の毒からワクチンを作る」手法です。

まぁ、ワクチンですからね。
不要なら言う必要も特にないのですが。。


イヤなものを目の当たりにした時なんかは、ワクチンが身を守ることも
少なくないのですわ。


ざっくり大雑把に「悪口」とレッテルを貼らずに
有効成分は抽出して自分の環境を守るのは有効手段。


悪口というフォルダに一緒くたに放り込まれがちなものの中には、
有用な情報共有目的のものやワクチンが混ざっていることも多々あります。

その整理が苦手な方ほど日々の悩みも増やしがちですからね。

ワクチンはその対象から身を守るものなわけですが、
「成功」「美」「知性」などなどプラス要素から身を守ってどうしますか。。


というわけで、プラス要素自体に否定定義を持つことは
自分に呪いをかけるようなもの。

さて、ワタクシたちは文化的な生活をしていますわね。

パソコンを使い、携帯電話を使い、自動車に乗り、新幹線に乗り、
飛行機に乗り、便利家電製品に囲まれ、宅配便で遠方からの
荷物を受け取り。。


これ全部、成功者たちが生み出した恩恵ですわ♪


経済的成功を目指す上では、世の中に貢献する提案は不可欠。
そうでなければ成功はしません。


成功と社会貢献は必ずセットです。

成功者と呼ばれる方々もいろいろですので、
ひとりひとりを挙げて

「この人のやり方は卑怯」
「売国とも言える業務方針になった」
「人間らしい情緒が感じられない」

など、あると思います。

けれどそれは、「だから成功者は」という一括りの定義に
持ち込むべきでは無いもの。
あくまで個々の人たちへの評価で終わらせるもの。

ワタクシも、個々の方々へはいろんな感想を持ちます。

社風が悪い方に変わってしまったと感じた自動車メーカーからは
離れました。
情緒の無いところや売国企業認識したところは、
日常にシビアな影響が無い限り全力敬遠します。

苦手な食材を避けるようなものです。
（ワタクシには基本的に苦手な食材なんかありませんが）

苦手な食材が存在するからといって

「食べ物ってのは。。良くないよね。むしろ毒だ。」

という感想にはならないでしょう？

食材からも成功者たちからも、日々恩恵を受けています。

たまに苦手な食材が出てきたとして、

「食べ物は毒物だ」

と敵視してしまうのと

「苦手なものもあるけれど、毎日美味しい食卓をありがとう！」

と感謝するのとでは、幸福感が雲泥の差。

成功者たちの中にも、時に理解不能な行いをする人も
出てくるでしょうけれど

「自分勝手でやり方が汚い人たち」
「毎日便利な生活をありがとう！」

この２つの考えの間には、越えられない壁がありますわ。

悪ぶった人たちが

「会社運営はきれい事じゃない」
「成功のために手段は選べない」

な～～んて言ったりしますが。。


実は会社経営なんて

きれいな事を考えないと
最初から成立しません。

手段は吟味しないと成功しません。

というシロモノです。

わざわざ企業家という存在を持ち出さなくても、
きっと身近にいる人間関係の成功者を思い浮かべてみて下さい。


共感性高く思いやり深く、利他的で貢献度が高い。


こんな人がもし嫌われているとしたら、
よほど何か誤解が発生している環境でしょう。
まず好かれます。


これが「成功ライン」ですから、成功者定義も
その延長線上にあるわけです。

だからこそ、その定義から外れ始めた「成功者」は
その成功を維持出来なくなります。

飛ぶ鳥落とす勢いだったはずの人が、業績悪化させたり
逮捕されたり長年停滞させたり。
それは本来の成功者定義から外れたから、
成功者ではなくなったということ。


つまり、「成功者は自分勝手でやり方が汚い」定義は成立しませんのよ。