いじめは、あって当たり前？

道徳の授業を学校教育から無くそうという動きがあるのだとか。学力向上の役に立たない、無駄時間だからなのだそうです。そういう主張した人こそ、必要でしょうねぇ道徳の授業。道徳という、人として不可欠な姿勢を身につける授業と学力が多少上がるかもしれない機会とを引き替えにしたいと思うほど学力コンプレックスでも抱えていらっしゃるのかしら。。道徳意識は、開運の根幹を成すものですわ。

「いじめは。あって当たり前」


そんな言葉を見かけるようになったのは、いつ頃からかしらね。


あって当たり前？

そんなわけ、ないでしょう！

人が集まれば、いじめは発生する？

そんなわけ、ないでしょう！

馬鹿な決めつけだと思いますのよ。



いじめは、大まかに以下のような動機があると言われています。

Ａ　日頃のフラストレーションの捌け口。

Ｂ　相手に何か理解し難い要素を見つけたために、
　　その不安感を解消する行為。

Ｃ　単なる嫉妬。

Ｄ　第３者を貶めることでしか、自己重要感が得られない場合の
　　犠牲強要行為。

Ｅ　自分の過去の負の体験を、相手に背負わせて快感を得る行為。

「いじめは、いじめられる側にも理由がある。」論者は、
上記５項目を確認してみられると良いでしょうね。


いじめられる側に理由がありそうな項目は、「Ｂ」くらいなものです。


５項目挙げたうちのひとつですわよ。
２０％ですわよ。


大概は理不尽な理由で発生している可能性が高いですわね。

軽微ないじめから、そこそこ深刻なんじゃないかといういじめまで
見聞きして来ました。



いじめの張本人と思われる方々から直接話を聞いたり、
いろんないじめのケースの報告を聞いたりした結果
ワタクシが到達した結論。



　　　いじめは不要



です。

当たり前です。

Ａ　日頃のフラストレーションの捌け口。

Ｂ　相手に何か理解し難い要素を見つけたために、
　　その不安感を解消する行為。

Ｃ　単なる嫉妬。

Ｄ　第３者を貶めることでしか、自己重要感が得られない場合の
　　犠牲強要行為。

Ｅ　自分の過去の負の体験を、相手に背負わせて快感を得る行為。



・・・・不要でしょう。（￣▽￣；）

「不要なもの」は「あって当たり前なもの」であるわけがありません。



「人が集まればいじめが発生する」んですか？
集まっても発生させない環境を作ろうとしたのかしら？



考えてみて下さい。

「いじめなんて見苦しい真似をする人は、ゴミ以下です」

みたいな空氣が徹底的に浸透していたら、
今のようにストレートにいじめは発生しにくいと思いませんこと？

「いじめ発生は仕方ない」


なんて言ってるから、はびこるのでしょう。


いじめの発生原因リストから考えて、
発生擁護する理由がワタクシには見えません。


いじめには厳しい姿勢が必要ではないかしらね。

ただし、いじめの本人が心から反省してごめんなさいを言って来たのなら
それを受け入れる柔軟さも必要かと思いますわ。



そうではなく、正当化したりとぼけたりと
自分の行いを直視出来ないうちは、なぁなぁのうちに受け入れるのは、
被害者のためにも加害者のためにもならないのではないかしらね。

もっとも、誠意なく自分の行いを誤魔化し続けるような人は
相当に巧妙なものです。


いじめ自体も巧妙ですが、
白日のもとに晒されて皆に追求されると、
その追求が「自分に対するいじめ」という態度を取ったりします。


傍観者からは、まるでいじめの被害者みたいに見えかねませんが、
そこで迎合するのはおかしな話でしょうね。

いじめの発生環境を容認ないという意識は、
単純に風水環境を作るだけではなく、
本質を見失わない意識をも育てるとワタクシは思いますの。



「人は皆平等」「犯罪者の人権」なるものが暴走して、
被害者側の人権はないがしろにされる本末転倒なことになっている原因。


これは、聞こえの良い言葉に絶対正義のレッテルを貼って
よく考えてみることをしないことにあるのではないかしら。

以前、書店で万引きした中学生が、逃亡の際に事故死するという
事件がありました。


この時、なぜか書店が叩かれて閉店に追い込まれています。


●亡くなった中学生がかわいそう。

●万引きくらいで厳しすぎる。


というのが、叩いた人たちの理屈。

●書店は万引きされた被害者。

●加害中学生の事故死に、書店が直接関与していない。


という、この状況で何を叩かれなければいけないのか。


書店が制裁として車道に中学生を突き飛ばしたのなら、
そこで「万引きの罪」と「殺人の罪」とが天秤にかけられるべきでしょう。


でも書店は被害者。
事故は逃げ出した中学生が引き起こした悲しい出来事。


別物なのではないかしら。

聞こえの良い言葉に、正義の思い込みを押し付けられると
理不尽な仕打ちを誰かにもたらしかねません。



よく考える姿勢は本当に大事ですわね。



また、いじめなんてものは、
程度の低い人じゃないと起こさないものだという感覚を
当たり前に持つことが、対策の第一歩だと思いますのよ。


ま、道徳教育を無くそうとする動きにおいては、
「いじめはどこにでも発生する」

と言っておく方が都合良いはずですけれど。

魂の位の高い人がいじめに荷担するという想像が出来ませんね。

つまりは、位の低い人がいじめるんだと思われますね。


いじめ容認は、位の低さを開き直っているわけですね！


「人って醜いね。位低いよね。
　でも、そんなもんだよね。」


その低いところでお互いに慰め合っていて、何の成長があるんですかね？


醜いのはやめて、美しくなって
位の高いところを目指せば良いじゃないですか。


すべては繋がっていて、
偶然はないのです！

書店の事件のことを調べていたら、
こんな意見を見つけました。


近所の人曰く

・私は書店を許せません！「何が何でもパトカーを呼んだりしたら、
　今の子供は何を起こすか分からない」と書店に言いました。


・子供相手の商売をしているなら万引きなんてよくある。
　書店は配慮してくれないと。


死亡した父親曰く

・廃業していただけるなら嬉しい。
　あそこ（本屋）の近くを通るたびにつらい気持ちになるから。

　ウチの子は、本屋の中でどんなつらい思いをしたか･･･


商店街の方の意見

・どっちが被害者でどっちが加害者なのか分からない。

・（書店は）正しいことをやったのに腑に落ちない。残念。


（『万引き死亡事故 被害の店が閉店 - #探偵ファイル／探偵魂』より引用）


いろいろ考えさせられた言葉たちでした。



さて、人の感性に違いがあるように、
道徳観念というものも、日常から自然に学び取る感覚の人もいれば
改まって教わる環境の方が向いている人もいらっしゃいます。


共感性、他人への関心も持ち方、言葉の選び方。。
こういう学びの場は、多ければ多いほど良いと思うのです。


開運についてお話ししていて持ちかけられる
様々なご相談内容。

これは、かなりの部分が道徳分野における感性で
解決してしまうものが含まれるからですわ。



ワタクシの学生時代には、受験と無関係ということで
蔑ろになっていた道徳科目。


それは、日常から自然に学べる人には器用に生きやすく
そうでない方にはストレスフルな環境を作っていると感じます。


道徳は感性でもあり、技術でもありますから、
環境適応能力といったものも含まれることを考えれば
現代においては救世主のような科目でもあるはずなのですけれどね。



何にしても、ＧＨＱが潰そうとして
更にその流れを組む思想が教育界に残り、
依然として道徳教育の追放が言われるのでしょう。



従来の開運環境である日本を、取り戻していきたいものです。

相手の立場になれば良いわけではない

【開運のための考え方】裏話トップに戻る

道徳教育