幸福の価値観

猫との生活による幸せを享受するようになって、
より毎日が充実しているのですが。。


ここ数日くらいに、ふと思い出したのが
犬・猫の飼育反対派の意見。

こうおっしゃるのです。

「本来、野生である犬猫を飼育するのは不自然。

　自由を奪い、室内に閉じ込めてしまう不幸を
　動物に押し付けるものである。」


おもしろい。。（￣ー￣）

人間も本来、野生だったわけですが、
文化文明を手放して、法にも規制も保護もされない
縄文以前の生活を「取り戻したい」と熱望する人は
どのくらいの割合で存在するのでしょうね？


ゼロとは言いません。
縄文生活をなさっているという方もいらっしゃると
聞いたことがありますから。

でも、ほとんどの方が現在の生活を選ばれるのでは？

古代人類と野生の犬猫を同列で語るのが
アンフェアだと言うなら、
現在生粋の野生犬猫ってどの程度存在すると？


逆に、生粋の野生な存在、イリオモテヤマネコを
室内飼育しようという人も、どのくらい存在すると？


もはや一般に言うところの「犬猫」は野生ではないと
思いましてよ。

それ、単なるイメージ固執な意見。

現に、野良猫の平均寿命は４歳。
飼い猫の平均寿命は１４歳。

もっと長生きする例も、どんどん増えてきています。


人間との共存歴史の中での関係構築は、
犬猫にとっての文化・文明のひとつ。

快適な室内環境で、食事を保証され、
外敵から保護され、事故発生確率も低い
安全な生活を送る可能性を手に入れた。

こんな風にも考えられると思いませんこと？

やたらに穏やかな性格で、運動音痴、
定期的に肉球の間の毛をカットしないと床の上で滑るという
ラグドールを見ていると、全く野生には向きません。（笑）


とは言え、人間と暮らすことのデメリットもあるでしょうし、
太く短く外で生きたい！という考え方もあるのかも。


猫の幸せは猫にしか分からず、個体差も含めるなら余計に不明。

とは言え、前述の「犬猫幸せ論」は
人間の視点で語っているので
その視点で良ければ、その意見に対しては
「そうでもないかもね♪」と言えてしまうわけです。

誰かが言い始めた「もっともらしい幸せ論」
を鵜呑みにするのは
いろいろズレも生じやすいということ。

裕福な生活・お金に困らない生活
は幸せの象徴です。

けれど、裕福の代表のように言われる

「ベンツ」「一戸建て」「全身新作ブランド武装」

という具合に要素が並ぶと、必ず違和感が出てきます。

だってそれ、単なる要素なのだから
嗜好があって当たり前なのに、強引に型にはめようとするから。

ベンツが好きとは限らない。
一戸建てよりマンション生活を好む人もいる。
ブランド全身武装のために新作を追いかける氣持ちは
理解出来ない。


現にワタクシ、家は一戸建てもマンションも好きですが、
ベンツには一切惹かれません。
ブランドも、名前で買うことはありません。
だから全身武装出来るものと考えたことが無いのです。


このズレから、極端な方に走ってしまう場合がありますわ。

「お金持ちになっても、大した生活は待ってないかも。」

「自分が興味持てないものを追いかける裕福な人たちって
　軽薄で馬鹿っぽい。」

「そもそも、裕福になることに意味はあるの？
　貧しくとも幸せな暮らしが一番♪」


いやいやいやいや。。

大した生活が待っているか無いのか
裕福になってみないと
分からないでしょう？

未経験のうちは見えないことも多いのです。


自分が興味が無いものを追いかけるリッチマンに共感出来なくても、
自分は自分が信じる「軽薄でも無ければ馬鹿っぽくもない人」になれば
良いだけのこと。

そもそも、たくさんお金があったらベンツを買わなきゃダメとは
だ～れも言ってないのですからね。


そして「貧しくとも幸せな暮らし」なるものが実現するなら、
それもアリかもしれませんが。。

貧しさは幸せを侵食するもの。
「貧しくとも幸せ」は、なかなかに激レアと言えます。

実現出来ないなら絵に描いた餅。

単純に、裕福さひとつ取っても、
こんな風に価値観を揺らされるだけの幅のある部分。


何が嬉しいのか、何が幸福なのか。
他人のことや、動物のことの前に、まず自分のこと、
しっかり考えたことはありますか？


「あれはイヤ」「これは興味無い」で終わらず、
それなら何が自分にとって幸せなのかまで
しっかり考えておきましょう。

運氣の地盤とそこに立つ柱の木の氣が鍛えられますわ♪