利他の心は聖人君子のもの？

「やっぱり、周囲の幸せより自分の幸せなんじゃないのか。」こういう意見を耳にしました。ワタクシの「周囲の幸せは自分の幸せ」がものすっごくキレイごとに聞こえていたら残念過ぎます。ま、もうちょっと考えてみましょうか。

「やっぱり、周囲の幸せより自分の幸せなんじゃないのか。」


風水を基本から学べば自然に体得することと思いますが、

「周囲の幸せと自分の幸せは連動しますわ♪」

こうワタクシが最初に言った時、相手に

「そ～りゃ人間が出来てる！」

と言われてしまったのですが、

決してそんなことはありません！！


・・・・と氣合入れて否定するのもどうかとは思いますが、
本当にそうなんですもの。

例えば、家族がしょぼ～～んとして、
陰々滅々ムードでいるのと、
ニッコニコご機嫌で帰宅してくれるのとを
比較してみて下さい。


どちらが自分自身の居心地が良いですか？


「周囲の幸せ・・」の話は、利己の延長線上にあります。

その延長線は、それは長い方が心地よいに決まっていて、
伸ばしているうちに利他になるだけの話。



全く人間が出来ているか
出来ていないかに関係ありません。

経緯が大事。（笑）


利他の心と言ってしまうと、
自分への利は犠牲にして。。とか
自分より他人の利を優先して。。とかの話になりますでしょ。


そんな崇高な精神は、
宗教家にでも任せましょう。


ワタクシですか？
無理ですわよ自己犠牲なんて。

そんな氣はさらさらありません。

そうではなくてね、自分にとって大事に感じられる人、
その度合いなどなど、深まるほどに
勝手にその人の幸せが
自分の幸せに共鳴してくるものなのです。



誰かの幸せを喜ぶという話になると、
いきなり世界が自分の周囲１０センチになってしまう方も
いらっしゃいます。


そんな方でも、誰かが理不尽な目に遭っていれば
ムッとする氣持ちがあったりしませんこと？

共鳴、共感というのはね、人間の精神活動の中で
当たり前に発生することなんですのよ。



そして、視野が広くなればなるほど
自分の幸せは実は、たくさんの人の幸せに支えられているのが
思いっきり見えてきます。

日本中が元氣な時。日本中が暗い時。
この二つを想定してみても分かりますでしょ。


美味しいものを食べた時、
全力で楽しめるのはどちらのシチュエーションですか？


こんな風に、個人の幸せの土台を支えているのは
自分が属する環境の幸せです。


純粋にたった一人自分だけの幸せ追求力なんて、
たかが知れてますのよ☆

もうひとつの理由。


それは、こんな風に幸せ土台は繋がっているのだから、
誰かに起こっている幸せは自分にも起こるということの
確認作業でもあります。


確認するということは、「存在を受け入れる」ということ。
それは、開運現象が起きやすい環境を
整えることになりますの。


これが「幸せのシェア」です。

特に、共通項のある人の開運現象は
シンクロしやすいのですわ。


風習も歴史も文化も言葉も価値観も
何もかも違う遠い国の人の話よりも、


同じ日本人というベース共通項の上に
同じ上昇志向、同じ開運行為という条件が揃っている
誰か自分以外の開運現象というのは、
次は自分にも十分に起こり得ること。


それはそうですわよね♪


そして「あぁ、こういうことも起きる。次は自分かもね☆」
と思うだけで、可能性はドンと上がるわけです。


「いいな～！いいな～！
　なんであの人ばっかり。。」

「私はこんな状態なのに。。」

ではなく、同じ「いいな～」でも


「いいな～！いいな～！次は私もこうなるのです！」

「なんだかんだ言って、私は恵まれてきているから
　この先もっと恵まれて生きていくんだな。。」


と考えることは、そんなに難しいことではないでしょ？

いえ、この結論だけ押し付けてるなら
難しいでしょうけれど（笑）
上の幸せシェアの仕組みを知ると、
とても自然に出来てしまうのでは？

つまり、周囲の幸せ・他人の幸せを喜ぶというのは、


自分の幸せと縁もゆかりもない、
全く繋がりの無いことを
祝福しなさいという話では無い


ということ。


違いますわよ。
自分の幸せだから喜べるのです。

全然他人事では無いから嬉しいのです。
その、自然な衝動に素直に従うだけのことですわ♪

最初っからね、


それは聖人君子じゃないと無理


なことをワタクシが要求するわけが無いじゃ～ないですか。（笑）

そんなことはワタクシ自身が無理です。

自分に出来ないことなんか「やれ」と言えるわけもなし。

いつも言ってますでしょ。

開運は誰にでも出来る簡単なこと。


聖人君子にしか出来ないことの、
どこが「誰にでも出来る簡単なこと」だと言うんです？


ワタクシの考え方は決して聖人君子なものではなくて
だからこそ肩に力を入れず、
ことさらに良い人になる必要もなく
自然な感情の動きのままに幸福感に満たされる環境土台を
作っていくものです。

こと、幸福感ということに関して
自分の周囲１０センチ視野にすると
見るべき自分の幸せすら見えなくなります。


単純にもったいないですわね☆


本当に楽に居心地良い状態を追求していくと、
自分の幸せと他人の幸せとの境界線がぼんやりしてきます。


こうなると、いろいろ難しいことを考えなくても
当たり前のこととして感情がシンクロするものでしてよ。

他人の数だけの幸せが自分の幸せになるなんて、
最高の環境を手に入れるのも、
とっても簡単なことなのですわ☆

視野を広くするって、分かっているようで分かっていなかった
と自分では思っています。


どうやったら良いのかも分からなかったわけですが、
物事の根っこを見ていくことなんだろうな
という氣がしています。


もともと人は・・日本人は・・かもしれませんが、
完全な利己主義にはなりにくいんでしょうね。


すべては繋がっていて、
偶然はないのです！

徹底して、利己価値観を植え付けられて育ち、
それ以外の情操経験の無いままに生きてきた人。

もしくは、先天的なサイコパス要素のある人。

この２つに相当しない限り、とても自然な感情として
周囲の幸せは自分の幸せになるはずのことだと思いますのよ。


映画や小説で心が動く人。
バッドエンドな話は好きでは無い人。


なぜバッドエンドなお話がキライなんでしょうね？
いわば作り話なのにね。


つまり、フィクションであっても不幸な話には心が痛み、
幸せな話に胸が温かくなるということなんですのよ。


既に、他人の幸せを喜ぶベースが存在してますでしょ♪


これを、「利他の心」とか大上段に構えるから
すっごい崇高な精神のようなものと勘違いするのですが、
いやいやいやいや。。


「今日、南極近くの海でミジンコＡさんに大量に赤ちゃんが生まれました」


というニュースでは「そ、そうですか。。」な感想でも、
親しい友人が何年も待って待望の赤ちゃんに恵まれた！
なんて話には胸が熱くなりますでしょ☆


その世界観を、きちんと丁寧に確認していく作業が必要なのです。


自分の周囲１０センチの世界から、どれだけの世界を広げていくのか。

自分の世界を広げる力は愛情と関心で、
世界が広ければ広いほど、人は魅力的です。


魅力はそのまま、運になりますわ♪


世界を広げて、たくさんの幸せを自分に繋げていきましょう。

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