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人の不幸は蜜の味になり得るか パート2

2011.10.27

蜜の味になんか、なるわけがな~いじゃありませんの! バカバカしい。 というのがテーマです♪ 「人の不幸は蜜の味になり得るか その1」 「人の不幸は蜜の味になり得るか その2」 と語ってきましたが、その2の文中エピソードについて お話ししようと思いますわ☆ 自分の体験を是非皆に知ってもらって、 何かの役に立ててほしいという友人Y子の好意に感謝しつつ 起きたことのかなりの部分を公開します。 エピソード パート1へ エピソード パート3へ エピソード パート4へ
友人Y子を良いように支配することを楽しんでいる。

そうとしか思えないエキセントリックなT。←女性です。


郷里に帰る話が出るだけでもヒステリックに

Y子が死んでしまう!

と泣き叫んで抵抗するのは、支配相手がいなくなることが 我慢出来ないこともあったのでしょうが。。
関西の教員仲間だったY子とT。


Y子はTを友人だと信じていましたが、
Tは自分よりもY子の評判が上がらないように
いろんなところで仕掛けをするタイプの人でした。
前回ちょっとお話ししましたが、
TはY子の下宿先の合いカギを欲しがりました。

普通そんなこと要求されたら、警戒しませんこと?

なのにニコニコ渡してしまっている無警戒さ。

Y子の情報は全て掌握出来ますから、
もっともらしい中傷を流すのは簡単な立場でした。

まぁ、Y子も恐ろしく隠し事しないタイプですが。。
そういう、支配・被支配関係にあって、
Y子が自分より上に行くのは決して許せない感のあったT。


関西にいる間は二人とも非常勤講師でした。


けれど今回、Y子は正教員としての採用試験に合格したのです。

何度も教員試験に挑戦しては不合格を繰り返しているTには
呑み込めない現実だったことでしょう。

採用試験の度に半狂乱になっていたとのことですから。

また、自分が支配している相手が故郷に帰ることも
とうてい許せなかったでしょうね。
Y子が泣きながらワタクシに電話してきた時、
ワタクシは敢えて名前を出さずに言いました。


「犯人が誰だか、言わなくてもわかってるでしょう?」

Y子は言いました。 「やっぱり。。あの子なんやろか。。」 この時、案外Y子は盲信していたのではなく、 信じようと努力していた面もあるのかもしれないと感じましたわ。
Y子は全ての解決法をワタクシに聞くつもりのようでした。

「私はどうしたら良い??」

こうも言いました。

「明日、T家で皆で夕食を取ることになってたんだけど、
 断った方が良いかな。。」



「解決点は、故郷での採用取り消しを  更に取り消してもらう。ということで考えますわよ?」

というわけで立てたプランはこれ。
(教育委員会対策)
1.辞退連絡の覚えがないと主張する。
2.届いたと言う文書を証拠として渡してもらう。
3.筆跡が違うことを確認してもらう。
4.電話対応した担当者に声の違いを確認してもらう。
5.上記方法で本人による辞退届ではない上に、
  手続き期限内に書類送付をしている以上、
  予定通りの採用をしてもらうようにお願いする。

上はその日のうちにほぼクリア。即解決しました。 ただし、証拠文書の引き渡しは出来かねるとのこと。 なので警察が動くまで温存してもらうことにプラン変更。

(T家対策)
1.翌日の会食には、予定通りに顔を出す。 2.その席で、教員採用が取り消されていたことを告げる。 3.自分の代わりに勝手に辞退届が出されていたことを言う。 4.ただし、誤解が解けて結局採用になったことは黙っておく。 5.その上で、来年また諦めずに教員採用試験を受けると宣言する。 6.下宿先の鍵は、即替える。可能なら引っ越す。 7.勤務先の学校(当時は別々の学校)の責任者全員に事情を話し、   故郷での採用及びその年度でY子が退職することは   校外に出ないように伏せてもらう。 8. 故郷のお父様にも事情を話しておく。 9.T家と徐々に距離を置く。 10.春になったら、黙って故郷に引っ越す。
実は、やっぱり無事採用になったと知れば、
やり口がどんなにエスカレートするか知れません。


教育委員会には軽く事情を伝え、用心してもらう
約束は取り付けたものの、最初からトラブルを
次々に持ち込む人という印象を持たれるのは避けたいところでした。
また、T家はそのお母様もちょっと個性的な方で
Y子の帰省くっついていくと主張する娘Tに
自分もくっついて来て宿泊されたことがある方。


T家にY子の実家場所どころか家の中まで掌握されていて、
仮に春になって逃げ出しても本当に解決するのかは
その時になってみないとわからないものがありました。

が、とにかく郷里で勤務スタートすれば
突っ切れるものもあると考えたのです。
学校に情報を伏せるのをお願いしたのは、
彼女たちが勤務していた公立中学というのは
横の繋がりが強くて、何でも情報が流れるというのがあったから。


T家に行って、ある程度まで話すのは、
実は本採用になったという肝心な部分を隠し通すこと。

これで落ち込んでいるから誰にも会いたくない
もちろんT一家ともという伏線が張れること。

他に疑うべき相手がいないとは言え、
不採用になっていたとY子が告げる時のTの態度は
確認しておくべきだと考えたこと。

これが理由でした。
けれど、Y子によれば
郷里の採用試験を受けたことを知っているのは
ワタクシとTと郷里のお父様だけと言うんですもの。


もはや何のダメ押し確認いらないレベルでしたが。。
 Y子は翌日の会食の後、早速報告電話を入れてきました。


「間違いない。もう絶対間違いない。
 不採用になったとT一家皆の前で言った時の
 不自然さったらない。

 皆『そんなことする人がいるの?』とか言って
 慰めようとしている時に、おどおどきょろきょろして
 黙って席立ってどこかに行ったんだよ。

 あの不自然さ、もう今言ってることが
  全てじゃなくて。。
 何か・・わかってしまった。許せない。」


以下、次回語りますわね。

の悪意の免疫の無かったY子には 大変な痛みだったと思います。 30代半ばにしてこの免疫の無さも問題ですが、 だからと言って不幸に貶めて良いものではありません。

里で無事に、念願の教員生活を送っているY子は、 初めてのことが多くて大変だけれども充実していると言います。 お父様が望まれていた、実家通勤はままならない学校への採用でしたが 関西にいた頃のことを考えれば、車で帰りやすい距離。 公立の学校ですから、もっと実家寄りの学校への転勤も いくらでも可能性があります。

に語りますが、お父様との歴史も新しく積んでいく必要があるのです。 今静かに幸せを噛みしめつつ、一歩一歩を丁寧に進んでいる感のある親子を ワタクシは心から応援しています。 エピソード パート1へ エピソード パート3へ エピソード パート4へ

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